この記事を読むのに必要な時間は約 21 分です。
○行動したいけど失敗が怖い
○完璧に準備しないと行動できない自分を変えたい
○失敗した自分を何度も責める癖を辞めたい
今回はそんな悩みを解決します。
- 完璧主義を止める方法
- 失敗した時自分を責めなくなる方法
○新しいことに挑戦したいと思えるようになる
○失敗することが怖くなくなる
○完璧主義を卒業できる
読むのがめんどくさいと言う方は音声学習用にYouTubeで動画を投稿しているので通勤通学などスキマ時間に聞いてみるのもオススメです。
行動力を身に付ける方法については以下の記事にまとめています。
失敗許容力(セルフコンパッション)を鍛えることの重要性3つ
失敗を受け入れないと行動できません。
失敗が強くて前に進めない、失敗すると自分を強く責めてしまう。
こんな悩みはありませんか。
SNSの普及により簡単に他人と自分を比べることができるようになって現代人に完璧主義は急増中です。
人間が成長するためには必ず失敗は必要ですが、完璧主義になってしまうと失敗した時自分を強く責めるようになり、その結果挑戦することを怖がってしまいます。
挑戦しなくなると言う事は成長が止まると言う事。
つまり失敗を受け入れる力を身に付ける事は人生の選択肢を広げる上で必要な能力なのです。
失敗許容力、つまりセルフコンパッション能力を鍛えましょう。
成長マインドセットを身に付けよう
人間の考え方は成長マインドセットと固定マインドセット2つに分けられます。
- 固定マインドセット 人間の能力は生まれつき決まっていてどうあがいても変えることができない
- 成長マインドセット 人間は努力次第でいくらでも成長することができ、自分の人生は自分の意思で切り開くことができる
言わずもがな現代人に多いのは固定マインドセットで、人生を少しでも幸せにするには成長マインドセットを身に付けることが必須です。
ダイノスケも20歳位まで固定マインドセットの塊でした。誰でも小さな習慣など努力を積み重ねることによって成長マインドセットを身に付けることが可能です。
成長マインドセットのメリットや具体的な身につけ方については以下の記事にまとめています。
失敗=成功に近づいている証
失敗を恐れる人の共通点として失敗したら恥ずかしいと言う考え方が根底にあります。
しかし成功するためには失敗が必ず必要です。
失敗を恐れ挑戦をしないと言う事は経験値をつまないと言う事。ゲームでモンスターと出くわしたときに逃げるばかりを選択していたら絶対に経験値はたまりませんよね。結果レベルアップすることができず一生はじまりの村から出られなくなっちゃうんです。
行動する前から自分には無理だと言う人には矛盾がある
どうせ自分には無理だからそんな言葉が口癖の人いますよね。彼らには大きな矛盾があります。
今できない事と今後死ぬまで努力して一生できないかどうかは完全に別の問題ですよね。
ただ今後将来絶対に無理だと確信していると言う事はその人たちは未来を予知する能力があると言うことですよね。
未来を見通す能力があるなら競馬や株の投資でボロ儲けできるのになんでそれをしないんでしょう。
答えはシンプル彼らは未来を見通す能力なんて持っていないからです。
じゃあそんな人たちが言っているどうせ無理だと言う憶測って根拠があるんでしょうか。
根拠なんて全くないですよね。やる前から無理だと思ってしまう心理の正体は、セルフハンディショッピングです。
先に無理だと言っておくことによって実際に行動して失敗したときにやっぱり俺はわかってたんだと身の保身をするためです。
テスト前日時間がないのに机の周りを片付けてテストが終わった後や昨日の夜机の掃除しちゃってさぁと言い訳することと同じ心理です。
失敗しても人生は続く
失敗したところで命が取られるわけでも手足が奪われるわけでもありません。人生はずっと続きます。
今この記事を読んでいる10代から30代の方々後僕たちは50年以上生きるんですよ。
今までの人生の2倍から3倍位まだまだ人生があるんです。
人生の前半のうちにいろいろ経験して失敗しておくことで今後の長い人生に役立てていくことができるのです。
完璧主義は先延ばしの原因
自分は知識、経験、時間、お金がないから挑戦しない。
万全の状態じゃないと挑戦しない。こんな完璧主義な考え方を持っているとあっという間に老後になってしまいます。
完璧な状態なんてやってこないのに完璧を追い求めると先延ばしが発生する原因になるんです。
だから前からやろうと思っていた副業や英会話の勉強、気づいたら3年間も先延ばししていませんか?
先延ばしを止めるメリットや具体的な実践方法については以下の記事にまとめています。
完璧主義な人ほど自分を責める
完璧主義な人ほど失敗した時自分を責める傾向にあります。20歳までのダイノスケもめちゃめちゃ完璧主義でした。
筋トレは読書の習慣が続かないと自分はなんて意思力のないゴミクソ野郎なんだて自分を責めていませんでしたか?
良い習慣を身に付けたいなら自分を責める癖をやめてましょう。
まぁ人間だから失敗することもあるよね同じことが続かないように次はがんばろう、と思うことが大事なのです。
人間には自分が快感を覚えるものには近づく近接反応と不快感を覚えるものと距離を取る回避反応があります。
良い習慣を挫折した後自分を責めると良い習慣に対してネガティブなイメージが乗っかり自然とその行動を避けるようになります。
筋トレを挫折した自分を責めると翌日以降筋トレをやろうとした時にネガティブな記憶が蘇り筋トレする気がなくなるのです。
完璧主義じゃなく完了主義を目指そう
完璧主義を止める方法として毎日日記を書くことや瞑想することがお勧めです。
そして完璧を目指すんじゃなくて60点でもいいからとりあえず最後までやり切る気持ちを持つことも効果的です。
瞑想のメリットやオススメの実践方法については以下の記事が参考になります。
今の生活を1%変える
完璧主義で先延ばし癖がある人ほど、明日からは毎日3時間筋トレしようとか腕立て100回やろうとか無茶な目標を立てがちですよね。
人間の脳は急激な変化が大嫌い。今までの自分を1%変えるためには何をしたらいいだろうと考えることで、心理的ハードルが少なく新しい一歩を踏み出すことができます。
高い壁は無理して飛び越えなくて良い。階段を使って一歩一歩上っていけばいいんです。
過去の失敗ではなく成功体験を思い出す
失敗するのが怖くて完璧に準備をしないと気がすまない。
過去の失敗がフラッシュバックして勇気が持てない。
そんな時は過去の成功体験をリストアップしてみましょう。
- 仕事の締め切りが近くて周りの人に助けを求めたらなんだかんだうまくいった
- 寝坊して電車に間に合わないと思ったけどダッシュしたら何とか間に合った
このように必ずしも完璧な準備をしてない状態でもうまくいった経験は誰にでもありますよね。
だからといって準備を怠って良いと言うわけではありませんが、成功体験を思い出すことで、行動する前には完璧な準備が必要と言う間違った固定観念を振り払うことができるようになります。
オリジナル経験則を作る
人間は物事の好き嫌いや経験則で良し悪しを判断するヒューリスティックと言う思い込みが脳に備わっています。
ヒューリスティックバイアスは判断ミスを増やすことも多々ありますが、うまく利用すれば完璧主義を止めて決断力を高めることにも利用できます。
お勧めの方法は過去うまくいっただきどんな条件があったかを思い出してリストアップしておくこと。
例えばダイノスケの場合、勉強やスポーツ、副業などで成果が出た時は以下のリストの半分以上が当てはまっていることが多いです。
- 最終的な判断や行動の決定権が自分にある
- 経済的なコストが低い
- 手間が少なくすぐに行動できる
- 所要時間が少なくて済む
- 努力の成果が後から確認できる
- 好奇心を満たすことができる
- じっくり考える時間を確保できる
- 家族や友人の役に立つ
あくまで1例ですがこのように、自分が良いパフォーマンスを発揮するときの共通点を把握しておくことで、目の前の行き詰まっている問題に対して「現状は過去成功してきた条件の〇〇と△を満たしてない。満たすためには何をしたらいいだろう」と現状を変える方向に思考をめぐらせることができます。
ありのままの自分を受け入れるトレーニング
前に進みたいなら辛いですが現実と向き合うしかありません。
失敗だらけ、ずるいことしてばかりの自分を直視する事は誰でも辛いはず。
毎日無理せずできる効果的な自己批判対策のトレーニング法を紹介します。
セルフアドバイス
自分が何か問題に直面した時、自分の友人が同じ悩みを持っているなら自分はその友達に何かアドバイスをかけるだろうと考えるテクニックです。
人間は自分のこととなると客観性をしない判断ミスが多くなりますが他の人の悩みだと思うことで一歩引いて物事を見ることができ、合理的な答えが下せるようになります
悩む時間を棚上げする
自分はなんてだめな人間なんだと言う思考が頭の中をぐるぐると回り、目の前の作業に集中できない時ありますよね。
今日の夜20時からお風呂から出た後机の上にノートを広げて、仕事で失敗した理由とその対策法を箇条書きで書く!
みたいに悩む時間を先延ばししあらかじめ決めておくと自己批判を防げます。
ポイントはいつどの場所でどのように悩むかを決めておくことです。
知的謙遜を鍛える
知的謙遜とは自分の知識はまだまだ足りないものばかりだと自分が知っている範囲と自分が知らない範囲を明確に理解する考え方です。古代ギリシア人のソクラテスさんが話していた無知の知ってやつですね。
Google職員の採用基準の項目に含まれているほど知的謙遜は人生の成長に欠かせない要因です。
自分が夢中になれる事に対してひたすら向き合っていると勝手に知的謙遜は鍛えられます。あれだけ勉強しても自分は知らないことばかりだと気づけるからです。
ただこの記事をここまで読んでくださっている方々は自分を責めて行動できないから共感できないという方が多いですよね。
知的謙遜を日常で鍛える方法は以下の通り。
自分は客観視するのが苦手と定期的にリマインドする
スマホのリマインダーアプリなどで自分は客観視することが苦手と通知をするようにしておくと知的謙遜能力が鍛えられます。
ダイノスケは物事を客観視することが苦手と毎朝8時ごろ僕のスマホを教えてくれます。
そのたびに自分は何か物事を勝手に決めつけてないかと考える機会が増えます。
好きなことを人に説明する
あなたは他人に一晩中ずっと喋っていたいほどの好きな趣味はありますか?漫画、アニメ、歴史、何でも大丈夫です。
自分の好きなジャンルを他の人に理解してもらえるように説明する事は知的謙遜を鍛えることにとても効果的です。
なぜなら自分の好きなことを伝えようとしても意外と理解できていないことに気づけるからです。
自分の好きなことでさえしっかりとわかっていないと理解すると良い意味で自分の限界を把握できるんです。
余談ですが人に説明する事は最高の勉強方法です。
知的謙遜が身に付く上に好きな分野の理解が深まる効率的勉強方法については以下の記事で詳細に解説しています。
他者貢献を日ごろから意識する
他人のため、友人の役に立ちたいなどと他者貢献を日ごろから意識すると知的謙遜は鍛えられます。
独りよがりで自分勝手な思考をしていると当たり前ですが主観的な解決策しか浮かびあがりません。
自分も他の人も幸せになるような解決策を模索することで思考が客観視されより合理的な判断が下せるようになるんです。
また、他人への思いやりや自分への誇り、感謝の気持ちを意識することで、運動とか、睡眠とか勉強とか、食生活、改善とか、勝手に将来の自分のためになるような行動を取りやすくなります。
人間は、社会的動物であり、集団に馴染むことを前提として進化してきました。
その結果、集団に嫌われることを恐れ、日本のように変則的な同調圧力の強い文化が生まれてしまったのは残念な事例の1つですが。
とは言え、人間はよくも悪くも、周囲の人間の影響を非常に強く受けます。
人間の性格の半分は、遺伝子もう半分は付き合う、人間関係や環境で決まると言われています。
自分の身の回りの人たちが、ギャンブルやアルコールやタバコが大好きで、いつも会社の不満を言っている人たちしかいないのであれば、自分も彼らと同じように少しずつ腐っていきます。
一方で、自分の周りの人たちが、スポーツや勉強や副業など何かに一生懸命取り組んでいる人たちばかりだと、【こちらも頑張ってるから、自分も何か挑戦してみるか】と良い影響受けることができます。
さらに、他人への感謝の気持ちや、思いやりを持つことで、自然に人はあなたの周りへと集まってきます。
【自分のことを信頼して期待してくれている人がたくさんいる、だから、彼らを裏切るような行動したくない】と無意識のうちに自制心が働き、無理せず、努力を続けられるようになるのです。
だからこそ、ダイエットや副業を頑張りたいのであれば、仲間見つけたり、SNSで自分の声をいろんな人に届けることが重要なのです。
かく言うダイノスケも、ブログやYouTubeのモチベーションを高めるために、地元の友達たちの相談に乗ったり、【いつでもあなたたちの役に立てるように、YouTubeやブログで僕が学んだ情報を求めてるから】と話しています。
さらに、月に1回は今月の作業目標をYouTubeで発表したり、ブログの執筆風景を録画してインターネット上に残したり、とにかく周りの目を使って自制心を保っています。
ダイノスケは自制心が貧弱ですけど、だからこそ、環境をうまく用意することで自分の行動を誘導することができるのです。
なぜではなく何を考える
なぜ自分はこんなにダメなんだと自己批判することが多々あると思いますが、なぜではなく何を考えると自己批判が収まり知的謙遜が鍛えられます。
例えば仕事で失敗したときになんで自分をこんなにダメなんだと責めるんじゃなくて、何が失敗の原因になったのかを考えると具体的な対策が思いつきます。
なぜを考え始めても都合の良い理由を並べて正当化して自分を責めて話が終わります。
自己批判を繰り返す反芻思考はうつ病の最大の原因です。
whyではなくwhatを日ごろから意識しましょう。
エクスポージャー
エクスポーズとは晒す、露出すると言う意味です。つまりあえて少し恥ずかしい経験をすることによって周りの目や失敗に慣れると言う方法です。
ダイノスケも人見知りを直すときによく使いました。
人によって恥ずかしいと思う難易度は様々ですが何も思いつかなかったら以下の中からできそうなものを試してみて下さい。
- コンビニで店員さんに商品渡す時お願いしますと言う
- 定食屋でご飯を食べた後会計時にごちそうさまでしたおいしかったですと言う
- カフェでお勧めの商品を店員さんに聞く
- 公園を散歩していて通り過ぎる人に挨拶をする
- 信号の待ち時間中にスクワットをする
- 友人と大喜利をする
- TwitterやInstagramなどSNSで自分の好きなことについて語る
- 普段は通らない道を通ってみる
- 利き手と逆の手を使ってドアを開けたり端を使ってみる
- 今まで読んだことないジャンルの本を読んでみる
- 靴下の柄を左右違うものを履いてみる
- ピアノで今まで聞いたことがない新しい曲に挑戦する
エクスポージャーのメリットや具体的な実践方法については以下の記事にまとめています。
他人は案外僕たちに興味を持ってないことに気づける
このように日常で少し冒険しても、周りの反応は結構薄いです。
エクスポージャーによって周りの人たちは意外と自分のことに注目していないんだなと言うことを理解できます。
その結果自分が失敗した時毎回大きく凹まなくて済むのです。
コンフォートゾーンから出る癖をつけよう
人生を変えたいなら自分が快適と思う空間コンフォートゾーンから出る習慣を作りましょう。
昔の友達とたまに会って馬鹿みたいな話をするのも悪くないですか、昔の環境は居心地が良い代わりに成長をストップさせます。
周りも努力しないから自分も現状維持でいいやと思っちゃうんです。
人生を変えたいなら人間関係や行動を変えないと意味がありません。
少しずつでいいから自分の人生を変えていきましょう。
ありのままの自分を受け入れるトレーニング4選(まとめ)
- 成長には失敗が不可欠
- 失敗した時自分を責めると先延ばし癖がつく
- 知的謙遜を身に付ける
- 悩む時間を棚上げする
- 自分の友人が同じ悩みを持ってたら何かアドバイスをするかイメージする
- ちょっと恥ずかしさを感じるエクスポージャーを日常生活に取り入れる
僕たちは神様でも何でもなくただの人間です。迷う時も自分を責める時も立ち止まる時もときにはあるでしょう。
ただしずっと立ち止まっていても時が過ぎていくばかりです。
鬼滅の刃で煉獄さんがこの世を去ったとき炭治郎君が時間は僕たちに寄り添ってくれないと言ってましたよね。
少しずつでいいから失敗した自分と向き合い前に進んでいく力を身に付けていきましょう。
いじめられっ子で何の取り柄もなかったダイノスケも自己批判癖を克服し前に進めるようになったんです、きっと皆さんもできますよ!
参考書籍 メンタリストDaiGo
コメント