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○勉強のやる気がない。
○机に向かって勉強するまでに時間がかかる自分をなんとかしたい。
○勉強前に何をしたらやる気や記憶力が高まるの?
今回はこのような勉強に関する悩みを解決します。
- 勉強のモチベーションと集中力を激増させる勉強前にやるべきこと
○勉強始めるまでのダラダラする時間が短くなる
○勉強の集中力、モチベーションが改善し学習効率が高まる
○勉強の苦手意識が減り行動力や挑戦する意欲が増す
勉強が大嫌いな方、勉強って将来何の役に立つの?て思っている方、ぜひ最後までお付き合い下さい。
読むのがめんどくさいと言う方は、音声学習用としてYouTubeに動画を投稿していますので、そちらを聞いてみるのもオススメです。
勉強のやる気が出ない大学生必読のモチベーションを高める方法
勉強って楽しくないし苦痛ですよね。
なぜこんな退屈な作業を幼い頃からやらなければいけないのか。
早く社会人になって勉強から解放されたい。
このような悩みは誰しもが抱きますよね。
実は自分の頭で考えない目先の楽を追いかける生活は長期的には非常に辛い人生が待ち受けています。
仕事、お金、健康、人間関係、子育て等社会に出たら学ばなければいけない事はもっと増えます。
勉強なんて社会に出たら役に立たないと思っていると、ずっと搾取される側に回ってしまいますよ。
自分の頭で考えることを放棄し詐欺師に騙され続ける人生は嫌ですよね。
実際年収や人生の満足度も高い人たちほど読書時間や自分の頭で考える習慣が多いそうです。
とは言え、勉強を好きになれと言われて楽しく勉強できるならそもそも誰も悩んでなんかいません。
漫画やアニメ、ゲームみたいに誰に言われなくても勝手に熱中してしまう位勉強が楽しかったらいいのになぁ。
このような願いを叶える方法は実はあります。
勉強効率や集中力、そして勉強のモチベーションは実は勉強する前の行動で決まります。
前置きが長くなりましたが、勉強のモチベーションを格段に向上するために効果的な心理テクニックについて解説していきます。
自己超越目標
自己超越目標とは、自分の身の丈を超えた大きな目標を持つことで集中力とモチベーションを維持する方法です。
テキサス大学の研究によれば、高校生の被験者を対象に現在社会で起きている問題を書き出してもらい、学校で学んでいる内容がどのように問題解決に役立てるのか考えてもらえました。
その結果、被験者の学生達はスマホの使用時間が減り、勉強時間が2倍に伸びると言う結果が得られたそうです。
読んだ本を友達や家族の悩みを解決するために使おう。世界中で困っている人たちを助けるために勉強しよう。
10分ほど勉強する目的を探すだけで勉強時間が2倍に伸びるなら、やらない理由はありませんよね。
ちなみにダイノスケが勉強している理由はいくつかあります。
- 自分の家族や友人など大事な人が困っているときに力になれるように、たくさんの知識や経験を手に入れたい
- 学習効率について学ぶことで、ダイノスケと同じように勉強で成果が出なくて苦しんできた人たちを少しでも助けたい
と言うモチベーションもあります。
自己超越目標のさらなる利点は、自制心が尋常じゃなく鍛えられることです。
自分とした約束事は今日はいいかと理由をつけて大抵サボってしまいますよね。
一方で自己超越目標によって自分が頑張ることで自分の大事な人や社会の役に立てると言う意識が強くなると、YouTubeを見てダラダラしようとした時「お前がサボることでお前の大事な人たちを救えなくなるぞ」と内なる自分が話しかけてくれるようになります。
人間は1人では脆弱な生き物ですが、他者とのつながりを感じさせることで将来の自分のために欲望をコントロールできるようになるのです。
自然に触れる
皆さんは普段森や海、山や川など自然に触れる機会がありますか。
都会暮らしに慣れていて自然に触れる機会が少ないと言う自覚があるなら、日常生活で緑を増やしましょう。
自然の命とは皆さんが想像している以上に凄まじいですよ。
最低週一回は自然の環境に身をおくことで僕たちの集中力は2倍以上に激増します。自然の中を散歩したり空気を吸うととてもリラックスできますよね。
また自然の画像を1分間眺めるだけで不安や焦りの感覚が66%軽減されたと言うスタンフォード大学の研究もあります。
加えて自然に触れるだけで0.2秒でポジティブな気分になれることも判明しています。
さらに自然音は人間の集中力を適正に保ってくれるので夜の睡眠の質を高めたり、勉強や仕事の集中力を高めることにも役立ちます。
自然は僕たちのストレスを優位に下げてくれる効果があります。
土の匂いや小鳥のさえずり、木々が風で揺れる音などによって不安が軽減されます。
その結果、ワーキングメモリと言う短期記憶能力を司る場所が鍛えられ、学習効率が上がるのでぜひ自然に触れる習慣を作ってみてください。
自然が周りにないよって言う人は近くの公園の並木道を歩くだけでも効果がありますよ。
できれば毎朝5分で良いので近くの公園を散歩することがお勧めです。
朝日光を浴びることや自然に触れることそして散歩と言うリズム運動によって幸せホルモンのセロトニンが分泌されストレスに強くなります。
またセロトニンは夜眠気を流すメラトニンに変わってくれるので朝5分の公園散歩で睡眠の質も改善します。
どれだけ時間がなくても自然音を聴く習慣は作って下さい。YouTubeで自然の音を聞くだけでも効果があります。
この後説明しますが音楽も有効に使えば僕たちの集中力を上げてくれます。
特に自然音の中でも水の流れる音は流すだけで僕たちの集中力を上げてくれます。
音楽を正しく使う
好きな音楽を聴くと勉強効率が高まる気がする。
こんな経験ありませんか。
勉強中に音楽を聴いていいのか良くないのか疑問に思うことでしょう。
結論から言うと勉強中に音楽を聞く事はやめて下さい。
なぜなら、歌詞やメロディーの理解に脳のリソースが割かれて勉強効率が低下してしまうからです。
しかも好きな音楽の影響でやる気ホルモンのドーパミンが流れて勉強した気になっている状態になります。
お酒に酔っ払っている人や睡眠不足の人は自分を客観的に見る能力が失われて、自分は能力が高いと勘違いする現象に似ていますね。
好きな音楽は勉強前と勉強の休憩中に聞くということがお勧めです。
勉強前に自分の好きな音楽を聴くことで集中力とモチベーションが向上します。音楽のジャンルは問いません。
勉強中は自然の音もしくは無音にしましょう。自然音は勉強中でも集中力を高めてくれるのでオススメです。
ダイノスケ的には、勉強後は外部からの情報をシャットアウトした方が記憶の定着力が高まるので、休憩中は無音にする方がお勧めです。
知っている知識を書き出す
あらかじめ勉強する分野の自分が知っている情報を書き出しておくことで、新たに得た知識と既存の知識が結びついて理解力と記憶の定着力が向上します。
人間は物事を覚えるときに自分の既存の知識とつながっていくことで実生活に活かせる知識になっていきます。
中学校の時に習った科学の元素の数列の意味とかって全然覚えてないですよね。スイヘイリーベって言う文字の羅列しか覚えてないと全然意味の無い応用が効かない学習になっちゃうんですよ。
結果的に学んだ内容を生かすことができないから、学校で学んだ内容は社会で何の役にも立たない、勉強することに意味は無いと言う考えに至ってしまうのです。
既存の知識とつなげると言う事は、ポスターを壁に貼るとき1点ではなく4カ所全てで支えると安定するのと同じように、様々な記憶のトリガーを作り、忘れにくくする効果があるのです。
スマホのメモでもいいので学ぼうとしてるジャンルと関係のある情報を箇条書きに書き出すようにしましょう。
好奇心を刺激する
勉強前に気になっている情報を調べる、勉強しようとしている分野を実生活でどう生かすか考える。
このように好奇心を刺激することで僕たちの記憶の定着力は高まります。
2014年カリフォルニア大学が行った好奇心と記憶に関する実験(顔写真を覚えてもらう際、好奇心をそそるトリビアクイズを行ったグループ)では、好奇心を刺激したグループの方が2倍以上も記憶能力が高いことが明らかになっています。
何故なら、好奇心を司る脳の報酬型は記憶を司る海馬と隣接していて、好奇心が刺激されると報酬型と隣接している海馬も活性化するからです。
その結果、好奇心の刺激に伴って記憶力が一時的にアップするのです。
アニメとかドラマとか人間は自分の好きな分野だといくらでも覚えていますよね。
好きこそ物の上手なれと言いますがこの言葉は科学的にも正しいと言うことです。
僕たち凡人が変化の激しいこの現代社会を生き抜くためには、自分の好奇心をフル活用することが重要です。
毎日死んだ顔して仕事をしている大人たちは好きなことで稼げるほど世の中甘くはないと言います。
しかし、ダイノスケに言わせてもらうと好きなこと以外で成功できるほど世の中甘くないです。
好きな事は前述した通り記憶力を高めたり、失敗にも負けない粘り強さや誰に支持されなくても延々と挑戦し続ける集中力も手に入れることができます。
つまり自分は才能がないからどうせ何をやってもだめだと言うふうに言い聞かせるのではなく、興味があるものには積極的に挑戦する好奇心が、成長マインドを育んでくれるんです。
戦略的リソース利用法
いつもテスト直前になって慌ててしまう。
仕事の締め切りが長いからのんびりしていたらいつの間にか締め切り直前になっていた。
誰しもが経験するこんな状況、もうやめたくないですか。
戦略的リソース利用法とは、自分のゴールと持てる情報源を戦略的に使う方法です。
あらかじめ戦略を立てることで、何をするべきか明確になり、焦りが消え余裕を持ます。
その結果、落ち着いて勉強に取り組めるようになるので、成績が向上する事はもちろんストレスレベルを大きく下げることができます。
人間は焦っている時や急いでる時には判断力や集中力が半分以下に低下します。
期限と自分が望んでいる目標ラインを把握して、毎日どれだけの作業を終わらせたら滞りなくゴールに到達できるのかと言う道筋を作ることができます。
もちろん社会人になってからも仕事を進める上で戦略的リソース利用法は非常に効果的なのでお勧めです。
時間がないと言う慢性的なストレスは人間を老化させたり、メンタルを破壊する原因になるので、時間不足の日々を無くすためにも効果的です。
戦略的リソース利用法実践編
戦略的リソース利用法の具体的な実践ステップは以下の通りです。
例として学校のテストについてあげますが社会人の場合は上司からの評価と受け止めてください。
①どれだけの点数が欲しいのか決める。
(60点あればいいかな)
②それがどれだけ重要か決める
(この科目の単位落としたらやばい、重要度は80点だ)
③現在の自信のほどを測定する
(授業中寝てばっかだから今のままだと20点ぐらいしか取れないな)
④どんな問題や課題があるのか推測
(この先生は過去問と似たパターンしか出さないな)
⑤目標達成に必要な情報源を集める
(過去問をメインでやって、時間があれば応用問題の解き方を賢い友達に聞こう)
⑥なぜその情報源が使えると思ったのか整理
(過去問以外に問題集もやろうと思ったけどこの問題集はさほど重要じゃないかも。)
⑦毎日どれだけのタスクを終わらせなければいけないのか逆算(テストまであと2週間だから、過去問を1日5問ずつやればテスト範囲を2回復習できる。)
⑧どんな感情や習慣的な行動が原因で毎日のタスクを失敗する可能性があるか考える(勉強しようと思ってもついついスマホでYouTubeを見てしまうから、勉強の時間帯は親に携帯を預けよう。すぐにお菓子を食べてしまうから家の中のお菓子は全部家族に食べてもらおう)
手間が多くて少々面倒に感じるかもしれません。
しかし実際は、このようなステップを踏むことでいつまでに何をしたらいいのかが明確になり、落ち着いて勉強に取り組めるようになります。
勉強前に15分ほど戦略的リソース利用法を行ってみて下さい。
同調圧力を使う
同調圧力、別名ピアプレッシャーとは周りの空気を読んでしまうことです。
クラスの人気者に従う、授業中問題の答えがわかるが誰も手を上げないので自分も手をあげない。飲み会でみんなビールを注文して、本当はチューハイを頼みたかったが自分も合わせてビールを頼む。
飲み会の誘いを断りたいけど、みんな参加するから仕方なく自分の参加する。
このように日本人の一般社会では自分の意見を押し殺す、ネガティブなイメージを持つことが多いです。
しかし同調圧力を勉強効率アップに利用することもできます。
よくも悪くも周りの人間の言動に僕たちは左右されます。
つまり、仕事に熱心で集中している人たちの周りに身を置くことで僕たちの集中力もアップすることができるんですよ。
そのため、図書館やカフェとか周りでがんばって勉強や仕事をしている人たちの近くに環境を変えてみるのもありかもしれませんね。
ハーバード大学が行った研究によると
- 自分の隣に判断能力の高い人がいると生産性や勉強効率が17%向上
- 自分の隣にネガティブなことばかり言う人がいると生産性が30%以上低下
- 隣にいる人が誰か分からないようにパーテーションをしても効果は変わらなかった
人間は社会的動物であり周りの影響を強く受けるように進化してきました。
自分を変えたいならまずは環境を変えましょう。
人間の性格は半分が遺伝子、残りの半分が関わる人間関係で決まると言われています。
つまり好奇心や集中力の高い人たちと常日頃接するようにしてると彼らの良い影響を僕たち自身も受けることができるのです。
一方で努力もせずダラダラと人の悪口ばかりを言っている、ギャンブルやタバコ、アルコールが大好きな貯金をしない人間と一緒にいると僕たちも少しずつ腐っていってしまいますよ。
地頭を鍛える方法
勉強のモチベーションや集中力を高める方法を理解したとは言え、やっぱり勉強はめんどくさいから最小限の時間で終わらせたいと思いますよね。
人間は1日の中で勉強する時間よりも睡眠や運動、食事など別の行動する時間の方が圧倒的に多いです。
社会人の中で1日の平均勉強時間は6分と言われています。
何が言いたいのかと言うとそもそも頭の回転を早くするような生活習慣を日ごろから心がけていれば、短い勉強時間でもより多くの知識や経験を吸収できるようになるのです。
人間の脳や体は食べたものや日ごろの生活習慣で作られます。
運動、食事、睡眠、音楽、プチ断食、日記、瞑想など地頭を鍛える習慣を日ごろから行いましょう。
効率的な勉強法
今回の記事で紹介した内容を実践して集中力やモチベーションをいくら上げたところで非効率な勉強法をしていれば、せっかくの努力も水の泡です。
たくさん時間を使って勉強した割に成績が上がらないから、自分は頭が悪いし勉強したところで無駄だと言う誤った固定観念が染み付いてしまいます。
結論から言うと学校で教わる勉強法の9割以上は非効率です。
マーカーをひいたり語呂合わせをしたり、忘れる前に復習するなんて脳科学的に言えば非常にナンセンスです。
忘れたものを思い出す、人に説明するなどアクティブラーニングが効率的な勉強法の基本です。
勉強前にやるべき事のほかに効率的な勉強法のポイントも理解しておきましょう。
ながら勉強を極めてさらに学習効率化
テレビを見ながらLINEの返事をしたり、YouTubeをつけながら勉強したり、ながら勉強は非常に非効率であると言う事は皆さんも感覚的にご存知でしょう。
一方で忙しくて時間がないこの現代社会、ながら勉強しないとやってらんないと思うかもしれません。
実はポイントを抑えればながら勉強によってむしろ学習効率を高めることができるのです。
散歩しながらオーディオブックを聞く、ジェスチャーを使いながら人に説明する、スタンディングデスクを使って勉強する。
このように体の複数の感覚を同時に使いながら勉強するマルチモーダルと言うながら学習法は非常に効率的な勉強法です。
学校で優秀な成績を収めている人たちもマルチモーダル学習を行っている人が多いそうです
運動+勉強など人生に良い影響与える様々な習慣を複合して行うことができるながら勉強を極めると、人生がイージーモードになりますよ。
勉強後にやるべきこと
皆さんは勉強後どのように過ごしていますか。
頑張った自分をねぎらうためすぐにSNSやYouTubeを見ていませんか。
実は学習効率で重要なのは勉強中ではなく勉強後です。
人間の記憶力はコップに水を注ぐようなものです。
勉強した直後に新しい情報を大量に取り込むとせっかく勉強で覚えた内容をすぐに忘れてしまいます。
コップいっぱいに牛乳を注いでいても水道の水を勢い良く流し込むと牛乳がこぼれてしまいますよね。
人間の脳は情報整理モードと情報取得モードと2パターンに分かれていて、情報取得モードの後は情報整理モードになる必要があります。
レンガや道路のモルタルが乾くのに時間が必要であることと同じように物事を長期記憶に定着させるためには時間を要するのです。
前置きが長くなりましたが人間は情報の9割弱を視覚から入手しています。
つまり仮眠や瞑想、寝る前に勉強など勉強後は目をつぶって脳内に送る情報を制限する方が非常に効率的なのです。
勉強しない奴の末路は一生貧乏
勉強なんて社会に出ても何の役にも立たない。
このように努力しない自分を正当化したまま生きていくと一生社畜、最終的には老害になり果てます。
お金持ちたちは人を騙して稼いでいると僕たち貧乏一般人は思い込みがちですが、所得が高い人たちほどめちゃくちゃ努力家です。
ミリオネアの88%以上は1日最低30分は読書と運動をしているそうです。
また単純労働は機械やAIにどんどん淘汰されていくので、自分の頭で考えることのできる人しか働くことができなくなります。
周りの有象無象に耳を貸すのはやめて努力する時間を増やしましょう。
勉強のやる気が出ない大学生必読のモチベーションを高める方法(まとめ)
少しの時間事前準備をするだけで、勉強効率が変わるんですよ。
勉強効率が上がると時間に余裕が生まれます。その結果新しいことに挑戦できるようになって自分の人生の可能性を広げられたり、健康や家族友人との時間を大切にできるようになったり人生の質を上げることに大きく役立ちます。
お金もかからないし、これらの効率的な勉強法をぜひ試してみることをお勧めします。
参考書籍 メンタリストdaigo
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