この記事を読むのに必要な時間は約 54 分です。
○ SNSや動画サイトでバズりたい
○自分の作った商品や情報をもっと広めたい
○もっと影響力を身に付けたい
○どんな言葉が大衆の心に刺さるの?
○人の目を引くキャッチコピーの基本を知りたい。
今回はそんな悩みを解決します。
- 大衆心理を動かすポイント
- 大衆扇動について学ぶメリット
- 人の注意を引く文章や言葉のポイント
- 説得力や共感を生む話し方や文章の共通点
○説得力やプレゼン能力が高まる
○ SNS集客やマーケティングが効率的にできるようになる
読むのがめんどくさいと言う方は音声学習用にYouTubeで動画を投稿しているので通勤通学などスキマ時間に聞いてみるのもオススメです。
大衆扇動とキャッチコピーの基礎
皆さんはもっと自分の影響力を高めたいと思った事はありませんか。
自分の承認欲求を満たしたいと言う欲望は誰しもが持っていると思いますが、SNSが発達したこの現代社会、自分のフォロワーを抱えたり影響力を高めると言う事は自分の戦闘力と直結します。
一昔前のようにテレビ業界がマスメディアを牛耳っていた時代ではなくなりました。
自分がたくさんのフォロワーや仲間を抱えていると自分の意見に賛同する仲間を見つけやすくなったり、自分が作った商品を購入してくれる人やイベントに参加してくれる人が圧倒的に増えます。
変化の激しい現代社会で唯一安定してるものは自分を信じてくれるフォロワーをいかにたくさん作るかと言うことです。
フォロワーの多さを採用基準の1つにしている企業も近年増えてきています。
大企業や公務員に勤めて給料を銀行の預金口座に預けておけば安定すると言う時代はもうとっくに終わりました。
自らの得意分野を磨き情報発信をする必要性が現代社会は問われているのです。
周りのお年寄りたちの顔色を伺って新しい事に何一つ挑戦しないまま自分の時間を浪費していると僕たちも彼らお年寄りと同じ人生をたどることになりますよ。
とは言え、TwitterやYouTubeで情報発信をしているけどなかなかフォロワーが増えないんです。
このように成果が出ないとすぐ挫折してしまいますよね。
そこで今回は一対多数の会話で非常に役立つ大衆扇動のテクニックについて解説します。
大衆扇動と聞くと犯罪とかネガティブなイメージを思い浮かべるかもしれません。
たしかに、旧ソ連とかナチスドイツのヒトラーが大衆扇動のテクニックを悪用してたくさんの人たちの命を殺めています。
ただ大衆扇動のテクニックは今でもマスメディアなど権力を握っている人たちが利用しています。
自分や自分の大事な人たちを守るためにもまずは相手の手の内を把握しましょう。
そして自分の力をつけるために、人を傷つけないと言うモラルを持ちつつも、大衆扇動のテクニックを存分に利用していきましょう。
人間の根源的心理8要素
まずは人間が持つ根源的欲求について紹介します。
僕たち人間は犬や猿などと同じく動物です。食事や睡眠をしなければ生きていけないし、周りから認められたいとか、珍しいものの価値を高く見積もると言う性質があります。
この人間が持つ根源的な欲求を理解しておけば対人コミュニケーションや自分が情報発信をする際に相手の心に刺さりやすいプレゼンや会話ができるようになるのです。
- 社会的証明 みんながやっていることが正しいと思う
- 希少性 珍しいものの価値を実際より高く見積もる
- 権威性 権力のあるものに対して従順になる
- 返報性 親切なことをされるとたとえ相手が嫌いでも何かしらを開始したくなる
- 一貫性 自分の行動や信念に一貫性を持たせたくなる
- 公平性 集団全体の公平さを求める
- 類似性 自分と共通点がある者に対して好意を持つ
- 自己利益最大化 自分の利益が最大になるような行動を選ぶ
人間の心理を理解しておく事は社会で生きていく以上一生役に立つテクニックです。
またマスメディアの情報操作や某通販サイトで欲しくもない商品を売りつけられたりする時に、自分の脳にブレーキをかけることができます。
自分や自分の大事な人たちを守るためにも人間の心理について理解しておきましょう。
SNSでフォロワーが増えやすい人の共通点
誰しもがSNSでアカウントを持っている時代、少しでもたくさんのフォロワーが欲しいと思うのは人間の性ですよね。
前述した通り人間には社会的証明と言う心理的性質があって、フォロワーがたくさんいる=みんなに認められていて能力が高いと言う証拠になるため、誰しもが躍起になってフォロワーやリツイート、いいねを集めるのです。
ただTwitter廃人のように自分の中身がスカスカな状態で相互フォローを増やしたところで、自分を助けてくれる味方が増えるわけではありません。
TwitterやYouTube然り自分のSNSが伸びやすい人には共通点があります。
- フォローするよりフォロワー数の方が圧倒的に多い
- ツイート内容の比率はネガティブ1:ポジティブ3もしくはポジティブの比率をそれ以上に高める
- ネガティブな情報を提示しその後ポジティブな内容で締めくくる
- 主観的な自分の感想、いわゆる「だからどうしたツイート」をやめる
- SNSアカウントの目的と誰に情報発信をしたいか決めて価値提供できる情報を発信する
正直こんなSNS運用のテクニックを語っているダイノスケですが、TwitterやYouTube、TikTokやInstagramも2022年時点ではフォロワー数1000人も超えてない状況です。
説得力ないかもしれませんが、今紹介してるような内容を実践することで確実に自分のフォロワーは増えていきます。
自己顕示欲にとらわれて、アイドル気分で自撮り画像や今日のランチをSNSにアップする生活はもうやめませんか。
あなたが好きなことや興味を持っている事は他人の役に立ちます。
自分は何の専門家を目指してるのかと言う自分のブランドを意識して情報発信のあり方を考え直してみましょう。
心に刺さりやすいアイディアの共通点
人間の脳は狩猟採集をしていた旧石器時代とほとんど変わっていません。
前述した人間の根源的心理8つのトリガーのように、人間の脳が反応するパターンはある程度決まっています。
効率的な勉強法にも当てはまることなのですが人間は意外性や驚きを感じるギャップを秘めた情報に敏感です。
例えば非効率と思っていたものが実は効率的な行動だった(貧乏ゆすり)、小さな問題だと思っていたものが実は全体が抱えている問題だった(自殺率はデフレが進むと増える)。
他にも昼寝は無駄かと思いきや効率を上げるために超重要だったり、脚力はIQを高めることに直結しているなどの人間の注目を引く意外性のあるアイディアや情報です。
自分が今後ビジネスやSNSで人の注目を集めるようなことをしたいと思った場合は、このように人間が反応しやすいアイディアのパターンを学んでおきましょう。
文章術の基本
論理的な話し方ができる人やわかりやすい文章構成ができる人って知的でかっこいいですよね。
人の心に響く文章を書くなら文章術の基本を理解しておくことが必須です。
馬鹿っぽい知性のない文章を書いていたらそもそも誰にも読んでもらえなくなるからです。
また馬鹿っぽい文章をツイートしてもリツイート率は下がります。「こんな文章力や知性の乏しい人のツイートをリツイートする人間」と人は思われたくないからです。
論理的に文章を展開する上で小説家になるための厳しい訓練を自らに課す必要はありません。
文章術はあくまでテクニックであり誰でも習得することができます。
自転車だって最初は漕ぎ方がわからないけどやり方がわかったら、誰でも乗りこなせましたよね。
- まず最初に結論から話す
- 読み手ファーストの情報を盛り込む
- 書き出しはポジティブな内容から始める
- 追伸で相手との距離を縮めるプライベートな話をする
文章術の基本を身に付ければ人と会話する時もわかりやすい話し方が自然にできるようになります。
メールや会議など現代人はたくさん会話する事が生活の当たり前になっています。
理路整然としたわかりやすい話し方を身に付けましょう。
説得力を高める会話のポイント
プレゼンや一対1の会話で説得力を高めたりへ自分の意見を通しやすくする方法があれば仕事が楽になると思いませんか。
説得や交渉は実は喋る内容以前に自分の仕草や雰囲気作りから始まっています。
- 肌が綺麗で若々しい方が説得力やカリスマ性が高い印象を相手に与える
- 最終決定権は相手に与える
- 相手が知っている情報はゆっくり確認を取るように、相手が知らない情報はできるだけ早くまくし立てるように喋る
- まず会話の初めに相手と自分との関係性を強調する
- 相手の恐怖心を煽り共感を持ってから解決策を提示する
このように説得や交渉で便利な心理テクニックについて学んでおきましょう。
大衆扇動の基本的なテクニック
人身掌握術について前置きが長くなりましたが、大衆扇動の具体的なテクニックについて紹介します。
前述した通り大衆扇動は現代でもマスメディアが対応しているテクニックです。
新聞やニュースなどが言葉巧みに僕らの心理を操り、欲しくもない通販の商品を買わせようとしたり、政治家への悪評さえも芸能人の不祥事へと注意をすり替えたりしています。
自分の大事な人を守るためにも、そして自分が力をつけるためにも大衆扇動のテクニックについて頭に叩き込んでおきましょう。
個人的には大衆扇動のテクニックが濃縮された、ストレスが激増するし百害あって一利なしのニュースを見ることをお勧めしませんが。
イン•アウトマニピュレーション
マニピュレーションとは人を操ると言う意味です。
敵味方の線引きをして言葉巧みに「私はあなたの味方です、そしてあいつらはあなたの敵です」と仲間意識を生んで人の行動を操作する手法です。
例えば日本人を「若者とお年寄り」で区切ることでダイノスケは若者世代を味方にすることができますが、「関東と関西」で区切ると関西に住んでいるダイノスケは関東の人に敵対意識をもたれることになります。
甲子園とかサッカーの全国大会で自分の地元の学校を応援したけど、自分の応援していたチームが負けたら、地元のチームを倒した県外のチームを応援しますよね。
このように僕たちは自分の群もしくは群と類似性のある集団に親近感を持つ性質があります。
仲間には親しく、よく知らない集団に対して敵対心をあらわにするのは生存する上で残る当然の本能ですよね。
この性質を利用し僕たちを利用する心理テクニックがインアウトマニピュレーションなのです。
逆に言えば、僕たちがインアウト間にプレーションをうまく利用すればたやすく仲間を作ることができます。
同じ職場で普段は老害だと思っている自分の上司に対して、「会社をより発展させるため、そして何より上司さんのお役に立ちたいので協力していただきたいです!」的なことを言うと、敵対意識を持っていた人間も自分と同じ集団に取り込むことができるのです。
グラッドワード
皆さんは例えお世辞でも褒められたら少なからず嬉しい気持ちになりませんか。
もちろん表面上の言葉を棒読みで言われたら腹が立つと思いますが、誰だって誰かに認められて自分の凄さを言いふらしてくれる人には好感を覚えてしまいます。
つまり僕たちは自分のことを褒めてくれる人の言葉に従いやすいのです。
たくさん褒めて僕たちの判断能力をなくすテクニックをグラッドワード及びかがやける一般化といいます。
僕たち人間は誰しもが自分を正当化したがる生き物です。
だから自分を肯定してくれる人を無条件に付き離すのは非常に難しいわけです。
ドイツがヒトラーにより独裁政治が行われていた頃、ナチス人の魂を思い出せ!
と国民を鼓舞して大衆を巧みに先導していきました。
その結果大虐殺が起こるわけなので、人を操る力は非常に強力な反面危険を伴っているのです。
無条件に褒められると僕たちの承認欲求が満たされる上にポジティブな気分の際は判断能力が低下します。
物事を細かく分析する能力が低下しその代わりに行動力が高まるので、人に褒められるとそのまま言いなりとなって操られてしまうリスクも生じるのです。
逆にグラッドワードを日常生活で応用するならば、相手の褒められたら嬉しいポイントを見抜き心のそこから相手を褒める。
できれば第三者がいるところで、第三者に相手の魅力をべた褒めすると相手はあなたにぞっこんになります。
合コンで後輩に太鼓持ちさせている人たちはその後輩のことをとても大切にしますよね。
つまり日ごろから観察力や注意力を持って相手とコミュニケーションを取ることが重要なのです。
ちなみにSNSで多数に呼びかける際も、自分がターゲットとしてる層が何を言われたら嬉しいかを考えるとバズりやすくなります。
例えばダイノスケの場合、20代や30代の若い人たちに対して「少子高齢化と人口減少が進む今の日本を生き抜く上でお年寄りの言いなりになってはいけない。努力を怠るとあなたが幼少期嫌いだった大人にあなた自身がなってしまう」と前述したインアウトマニピュレーションも合わせて、ダイノスケと同年代の人たちに向けてメッセージを発信することを意識しています。
オミッション
オミッションとは直訳すると見落とすとか欠落すると言う意味です。
別名カードスタッキングとも言われますが重要な情報を隠して会話するテクニックです。
僕たち人間は選ばれた選択肢の中から吟味する傾向が強く、そもそも選択肢にないものについてあまり意識を向けない傾向にあります。
なぜ空が青いのかとか、なぜ都会のビルは全面窓ガラスが貼られているのかとかあまり気になったことありませんよね。
日ごろから好奇心が低下している人ほどなぜとかそもそもと言う前提について物事を考える能力が低下してしまいます。
その結果マスメディアや通販番組等は都合の悪い情報を隠して僕たちを言葉巧みに操っているのです。
例えば通販番組がその最たるものです。健康器具を購入するとおまけでマルチビタミンのサプリをあげますみたいな謳い文句を聞いたことあると思いますが、そもそも通販で上回されている商品は大抵型落ち商品です。
古くて使えなくなったものと言う事実を隠して今だけ限定お手頃価格、番組終了30分以内はオペレーターを増やしてお待ちしてますみたいに紹介しているのです。
さらに加えてマルチビタミンは摂取したところでほとんど健康効果がないと言う事は科学的に明らかになっています。
このようにさも僕たち消費者にとってお得なことばかりと言う表現をしているけど実際のところゴミ商品を高額で売りつけられているだけに過ぎないのです。
マスメディアがコロナの感染者ばかりを報告して回復者を報告しないのもオミッションの典型的な例ですね。
不安を煽ることで視聴率が増え広告の通販番組の売り上げが高まるから、マスメディアは人々の不安を誘うようなニュースや人々の反感を買うような議員や芸能人の不倫ニュースを大々的に発表するのです。
物事を多角的にとらえる思考法のクリティカルシンキングを鍛えたら、オミッションに引っかかる確率を劇的に減らせますよ。
そもそもこの商品を買う必要があるのかと言う思考が鍛えられて結果的に節約にもつながると思いますよ。
文脈化(関係性の協調)
一見無関係そうなものを無理矢理同じ文脈のように見せかける文脈化と言うテクニックには要注意です。
例えばコロナの感染状況について報告するニュースではあえて満員電車の背景画像やスクランブル交差点等密集率の高い映像を選ぶことで、「テレビを見ておとなしくしているわしら老人と比較して若い奴らは外出してコロナの感染拡大を流してけしからん」と高齢者の心をつかんでいます。
高齢者の方がコロナの感染が重症化しやすいと言うことや、若者のテレビ学んでによりテレビを見ているのは高齢者層が多いと言う事を踏まえて、高齢者が注目しやすい関心事を並べる傾向にあるのです。
またアメリカの大統領選では対抗馬の候補者と戦争や飢餓で苦しむ人たちの動画を交互に挟んで相手の印象を下げると言うテクニックも使われています。
人間はもともとアンカリングと言って直前に提示された数字や印象に今考えている物事の判断が引っ張られてしまうバイアスを持っています。
例えば皆さんが200万円の軽自動車を買おうと思ったらめちゃくちゃ高いと思いますが、2000万円の高級車を見た後軽自動車を見ると「200万か。軽自動車はまあそんなもんだよな」と財布の紐が緩んでしまうのです。
他にも数百万円の車を購入した後は、金銭感覚が麻痺して自分の月収位の費用を車のオプションにつぎ込んでしまうのです。
ちなみに、今回紹介した文脈化のテクニックをうまく利用すれば狙った相手の印象を下げることもあげることも可能です。
例えば目の前の人と雑談をしてて、自分がAさんの評価を下げたい場合、まず最初にコロナとか円安とか戦争など相手がネガティブな気分になる話題をふります。
ネガティブな気分になるテーマについて少し話した後、「そういえば最近Aさんとはお会いしてますか?」と聞くと、相手はA=ネガティブなイメージを結びつけてしまうのです。
余談ですが文脈化のテクニックは異性との仲を縮めるためにも使えます。
せっかく高級なおいしい食事に行っても相手が自慢話ばかりする人間だったら女性側はうんざりしますよね。
(こんなにおいしいご飯を食べても楽しくないなんてきっとこの男性は相当魅力はないんだろうな)と思われて、大枚をはたいて割に成果なしと言う結果につながってしまいます。
一方で初デートの時に甘いものを食べると2人の心理的距離が縮まりやすいと言う研究があります。
甘くておいしいものを食べて楽しい気分になる=隣の人といると楽しいと人間の脳は認識するのです。
つまり相手がおいしいと思っているものをチョイスしてなおかつ相手にたくさん質問すると(この人は自分に興味持ってくれているのかな?)と意識してくれるようになるのです。
シニシズム(自己中心性)
僕たち人間は誰しもが自分を正当化して生きています。
自分は他の人より努力しているし生まれつきの境遇は厳しい。だから自分が今社会の底辺を生きているのは仕方がないんだ。
他の人間はもっと頑張れよ。
このように都合の良いことを深層心理で考えてしまいます。
だから僕たちは英語とかプログラミングや副業の勉強しようと思っても、仕事が忙しいとか時間がないとかいろんなことを言い訳にしてSNSを見る自分を正当化していますよね。
逆に言えば相手に対して上手に言い訳を作ってあげることで人の心を簡単に動かすことができます。
懐疑主義、別名シニシズムと言うテクニックは占い師や宗教関連の人が僕たちの懐に入り込むために多用しています。
信号無視とか列の割り込みをしている人やゴミのポイ捨てをしている人を見かけたら、(この人クソ人間だな、自分はこんなならないように気をつけよう)と思うかもしれませんが、自分が急いでいる時うっかり割り込みや信号無視をしてしまった経験はありませんか。
そして自分が非倫理的な行動やルールを破った際は(まぁ急いでいたから仕方ない)と都合の良い理由をつけて自分を肯定していませんか。
政治家など権力を持った人たちが私利私欲のことしか考えなくなるのもシニシズムが関わっています。
自分は日頃人々の役に立つ行動しているんだからちょっと位悪いことをしてもいいんだ、と言うモラルライセンシングと言う思い込みを持ってしまうのです。
他にも昨今芸能人やインフルエンサーをすぐネットで誹謗中傷する人たちが後をたちませんが、そもそも他人を非難できるほどあなたは清廉潔白な人生を送っているのですか?って話なんですよ。
つまり人間は常に自分を正当化したがる生き物であり、人と仲良くなるためには相手の言うことを肯定することは非常に効果的です。
その一方で自分が精神的に弱っている時などに自称占い師や宗教勧誘の人たちに「あなたのその悩みわかりますよ、全部うちの教祖様(占い師の場合は水晶とかタロット)のおかげで見えていましたから。大変でしたね、けどこのままの状態を放置しておくとさらなる災難が降りかかります。開始したいなら幸運の水や壺を買いなさい」
みたいに騙されてしまうのです。
トラップ(両極端な悪い面)
人の心動かすために、(それって結局どっちにしろ悪い奴だよね)と大衆に思わせる心理テクニック、通称トラップと言うものがあります。
例えば選挙で対抗馬の評判を落とすために、
- やつは狡猾でずるがしこい人間だ
- 奴は無知で愚かで政治を任せられる人間ではない
このような情報を流す方法があります。一方は相手が賢いと言う事、もう一方は相手が馬鹿であると言う事を強調していて一見すると矛盾しているように見えます。
ですがこの2つの文章をつなげてみると自分のことばかり考えていて目先の利益に対しては必死に頭を働かせる反面、大局を見ることができない頭の悪い人間と言う印象が思い浮かびます。
人間の性格や個性はコインの裏表のようなもので武器と弱点は表裏一体です。
おこりっぽいと言う性格は勇気を持って行動できると読み替えれますし、気にしすぎの性格も分析能力や用心深さがあるとも解釈できます。
その一方で行動力があると言うことを後先考えずに突っ込み周囲に迷惑をかけるとか、外交性が高いと言う事はその分デリカシーを配慮せず図々しくコミュニケーションをとることが多いみたいに、こじつけでも悪い側面を際立たせることが可能なのです。
僕たち人間の性格は遺伝子が半分、残りの半分は付き合う人間関係で決まります。
生まれ持った性質は代えられないしそもそも変える必要がないのです。
だから誰しも完璧ではないしhey条件が揃えば武器になる反面扱い方を間違うと欠点になる性格も多いのです。
包丁や車は使い方次第で生活を豊かにするし反面、誤った使い方をすると簡単に人を傷つけてしまいますよね。
つまり誹謗中傷の材料は誰しもが持っていて、調理方法次第で僕たちは悪者にされてしまう可能性を秘めているのです。
政治家が何か行動して責任問題が発生したら世間に叩かれて、何も行動しなかったら税金泥棒と言われ結局叩かれてしまいます。
その結果国民の顔色を伺って何もしない政治になっているのが今の日本の現状です。
逆に言えば僕たちも自分自身の誇りに持っているところや好きな個性でさえも他人に攻撃される恐れがあるので気をつけましょうと言う話ですね。
ユニバーサルゴール
人を動かしたいなら大義名分を作りましょう。
誰しもが行動したくなる正当性のある目標をユニバーサルゴールといいます。
人間は社会的動物であり自分と同じような考え方を持っている人と深くつながりたいと言う欲求を持っています。
どれだけ孤独を愛する人でも、孤高な存在の〇〇さんみたいな生き方をしたい!みたいなモデルがあるのです。
例えばダイノスケはメンタリストdaigoさんやオリエンタルラジオの中田さんみたいに有象無象の言うことに流されず自分の好きなことを貫く生き方に憧れています。
TwitterなどSNSでバズらせたい時やいいねが欲しい時は、どういう存在に憧れている人たちをターゲットにするかが重要です。
例えば健康や勉強効率に関する情報を発信した際、その内容にいいねをするのは「自己改善欲求が強い意識高い系」の人たちですよね。
彼らはリツイートすることによって自分のフォロワーたちに「自分は自己改善に対する興味や意識が強いんですよ」とアピールできるのです。
むしろ逆にネガティブな情報ばかり載せていると、フォロワーたちからは「この人の情報に対していいねやリツイートしたら、自分のフォロワーたちから(こんな頭のおかしい奴のことをフォローしてるやつやばくね?)と思われてしまうからフォロー外そう」と思われてしまうのです。
人間は自分と近しい人の行動を真似したがる習性があります。
例えば老人たちにスマホを購入させたいなら高齢者の俳優がみんなスマートフォンを使ってますよと広告でしゃべればいいし、30代の6割以上が住宅の購入を検討していますと言えば、30代の人たちは(周りの人たちがそんなに買ってるなら自分も住宅の購入を検討しよう)と思うようになるのです。
独裁者ヒトラーが牛耳っていたナチスドイツでは、「誇り高いドイツ国民の魂を取り戻せ!」と鼓舞して民衆の心を支配していました。
つまり誰しもが目指したいと思う、共通した目標を掲げることで説得力を持たせることができるのです。
安倍元総理が「美しい日本を取り戻す」と言うフレーズを対応していた時期がありましたが、正直日本人の中で美しい日本を取り戻したいと思っている人がどれぐらいいるのでしょう。
そもそも美しい日本てなんやねん。
このようなキャッチフレーズでは人々の心を一致団結させる事は難しいでしょう。
ちなみに宗教もユニバーサルゴールを上手に利用しています。
人々の救済や、来世で幸せになるため、みたいな謳い文句です。
まずは「このままだとあなたは地獄に落ちる、世界が破滅する」など恐怖で人の注意を引きつけ、解決策としてお金を全て渡しなさい、その結果あなたたちは救われると言うストーリーで人々の心は操られていくのです。
ディストラクション
人間が疲れている時や集中力が低下しているときに自分の意見を伝えるテクニックをディストラクションといいます。
ディストラクションは注意をそらすと言う意味があり、自分が悪癖に飲み込まれそうな時意図的に注意を逸して悪癖対策をすると言う方法がありますが、実は大衆扇動のテクニックにも使われています。
人間はしっかり休息をとって脳が咲いているときには人の意見に対して反対意見を言ったり断ることができます。
一方脳が疲弊して判断能力が低下しているときは僕たちの脳は楽をしたがります。
その結果、後先考えずに人の言われたことを鵜呑みにしやすくなるのです。
例えば皆さんも仕事で残業していて疲れているときに「来週飲みに行かないか」とか誘われたらつい了承して、来週になってやっぱ断っておけばよかったと後悔した経験はありませんか。
ヒトラーは夕方や夜など人々が疲れている時間帯にあえてスピーチや演説をして聴衆の深層心理に自分の考えを刷り込ませていた事は有名です。
またディストラクションの別の使い方として自分にとって都合が悪い情報や相手の反論を遮りたい場合は、適度に雑音がある場所で話したりあえて早口で話して情報量を増やすと言う方法があります。
相手の注意が散漫になったり相手の脳の許容量を超える情報を与えることで、もうめんどくさいからあなたの言う通りでいいよと思わせてしまうのです。
つまり疲れている時や周囲に注意力が奪われてしまう環境では安易に大きな判断をしないことが賢明です。
例えば、カジノは人から大金をむしりとるために注意力を奪う仕組みが非常に充実しています。
時計をおかなかったりお金をチップに会えて交換して賭け事をさせたり、アルコール類を飲み放題にさせたり、音楽を爆音でかけ流しているそうです。
日ごろからクリティカルシンキングや断る能力を鍛えておく必要がありますね。
アソシエーション(連想)
アソシエーションとは人間が無意識に連想しやすいものを利用して大衆の心理を操作するテクニックのことです。
例えば僕たち一生貧乏一般人はお金持ちと言う言葉を聞くと
- 嫉妬の対象
- 悪いことをして人を騙して儲けている
- 本当の善人はお金なんていらない
このように本当はうらやましいと思っているけどお金持ちは悪い奴で自分たちが良い奴なんだと言い聞かせてしまう思考が誰しも生まれてしまいますよね。
この心理を利用して「今の政治家のように何も成果を上げてないのに大金をせしめる奴のことをどう思いますか?貧困で苦しんでいる弱者を蹂躙して1部のお金持ちだけが利益を独占している状態をあなたは放っておいて良いんですか」
このように人の心を焚き付けることができるのです。
〇〇好きに悪い奴はいないって言う言葉もアソシエーションの典型的な例ですね。
例えばもしあなたが猫が好きなら、猫好きに悪い奴はいないと思うかもしれません。
実際は猫が好きだろうが世の中に悪人がたくさんいますよね。というか悪いことをしてお金持ちになった人はペルシャ猫を持っているイメージがありませんか笑
人間は類似性を持つものに好意を持つ心理システムが備わっています。
だから、「成功者= ズルをしている、あなたが今社会的底辺にいるのはあなたのせいじゃなくて社会が悪い」
みたいに心の隙間に入り込んで宗教や保険の勧誘をしてくる人たちが後を絶たないので気をつけましょう。
数値化
相手を説得させたいなら具体的に数字を示しましょう。
様々な商品の広告でも、牛の塾に通った人の〇〇大学進学率は60%とか、このサプリを使うと睡眠時間が20%上昇とか今だけポイント5倍とか数字がよく使われていますよね。
抽象的な説明を聞かされるよりも具体的に数字でどのような効果があるのかを聞かされると、あまり深く考えることなく相手の言うことに応じてしまう性質が人間の脳には備わっています。
もちろん説明する側としては具体的な根拠を詳細に説明する事はとても重要です。
ダイノスケもブログで紹介している自己改善関係の情報は、できるだけ科学的根拠に基づいていてこれぐらいの効果があると言うことを添えて話すようにしています。
その一方で気をつけなければいけないのが、提示される数字に何も根拠がなくても人間は信用してしまいやすいと言うことです。
弊社のサプリを使った人たちの継続率は94%と言われていても、僕たちはその根拠を確かめようがないのに信用してしまったり、効果がごくわずかにもかかわらずグラフの見せ方次第で絶大な効果があるように見せると言う詐欺手法が後を絶たないのです。
楽天ポイントも数値化テクニックを巧妙に使っています。
もちろん楽天は何か作業やっているわけではないし、普通に生活する上で固定費の大幅な削減になるのでダイノスケも楽天モバイルとか楽天電気とか楽天銀行とか楽天経済圏で生活しています。
そして楽天にはスーパーポイントアップセールと言う特定の条件を満たすとポイント倍率が高まるサービスがあります。
例えば楽天モバイルに加入していたり楽天市場アプリを使って買い物をすると従来のポイント(購入金額の1%)よりも多くのポイントが加算されるシステムです。
楽天トラベルとか楽天ブックスとかありとあらゆるスーパーポイントアップのノルマをクリアすると最大で購入額の15%から20%位がポイントで還元されるので結構馬鹿にならないほど固定費が節約できます。
ただその一方で固定費15%と言われてもそんなにお得にならないんじゃないの?数字に弱い人たちが思うかもしれません。
そのため楽天はノルマをクリアするとそのたびにポイントが2倍!とか現在あなたの還元ポイントは従来の7倍です!みたいに杯と言う言葉を使ってお得感をより強調しているのです。
10%割引よりもポイントが10倍て言われる方が断然お得に感じませんか。
まぁ数字のマジックを巧妙に使っていると言う事ですね。
もちろん健全なビジネスを楽天は行っているので安心していいと思いますが、世の中には数字の見せ方を変えてごみ商品を売りつけたりする人たちがたくさんいるので注意しましょう。
アキュラシーゴール
アキュラシーとは性格と言う意味です。この人を支持すること(フォロワーになったりいいねやツイートをすること)で自分にはどんなメリットがあるのかと言うイメージを定めておくと人の心を動かしやすくなります。
例えば政治の汚職問題について深く切り込んでいる人の内容をリツイートしたら、(リツイートした僕は悪政を許さない正義感を持った人間です)とフォロワーの人たちにアピールすることができます。
社会運動になったSNS活動はこのアキュラシーゴールを満たしているものが結構あります。
例えば、me Too運動はセクハラとか女性差別に対する反対運動としてSNSを騒がせました。
他にもアイスバケツチャレンジはALSという筋肉が萎縮してしまう病気を持った人を支援するために、バケツに入った氷水をかぶるかALSの支援団体に寄付するかの2択を迫ったSNSの活動です。
アイスバケツチャレンジは自分が行った後、自分の友達を指名をする必要があります。指名された後無視したら(自分はALSの人たちに何にも興味を持ってない人間)と周囲の人に思われてしまいます。つまり自分とALSの人たちの尊厳を保つと言うアキュラシーゴールがあったからこそアイスバケツチャレンジはあれほどまでに広がっていったのです。
大衆扇動を加速させるスマートの法則
先ほど大衆扇動をする際に使われる具体的かつ実践的なテクニックを紹介しました。
これらの大衆扇動テクニックを応用するにあたって効果を底上げするために効果的な人間心理の基本知識について紹介します。
5つの言葉の頭文字をとってスマート(SMART)と言われるテクニックは、社会現象を引き起こすほどのバズりに共通して使われています。(厳密に言えばAとRで1つのテクニックなので、スマートの法則の主な手順は4つです)
プレゼンをする時や人を説得しようとするときに今回紹介する内容を意識するだけで相手が自分の考えに応じてくれる割合が大きく変わりますよ。
ソーシャルインフルエンス(social influence 社会的な影響)
前述したユニバーサルゴールやアキュラシーゴールと似たような意味ですが、自分がその情報をシェアすることによって第三者からどのような印象を持たれるのかが流行には必須の視点です。
例えばユニセフとか戦争難民への募金活動に関する情報をリツイートしたら、「慈善事業に興味を持っている自分は良い人」とフォロワーたちにアピールすることができます。
モラルインペラティブ(moral imperative 重要な倫理観)
モラルや倫理観に関わる内容が含まれているかどうかがバズるかどうかに大きな影響を及ぼします。
例えば前段で紹介したMe Too運動は女性蔑視解消を狙っていたり、アイスバケツチャレンジによるALSの患者の支援など社会の弱者を救おうとするモラルに訴えかけていますね。
アフェクティブ リアクション(affective reaction 感情的な反応)
バズりに必要な要素としてポジティブでもネガティブでもいいから人間の感情を大きく揺さぶることが重要です。
人間は感情的な生き物で特にネガティブに反応しやすいように進化してきました。
ネガティブに反応するからこそ用意周到になったり、すぐに逃げ出すことで戦闘能力の低い人間がライオンやトラを差し置いて地球の生態系のトップに君臨しているのです。
少子高齢化や円安により日本経済はますます危うい、だから自分や自分の家族を守るために副業で稼ぐ力を身に付けませんか?みたいに最初はネガティブで注意を引きつけその後ポジティブな解決策を提示するとより相手の反応率は高くなります。
ユーチューバーコムドットのやまとさんはまずは自分の知名度を高めるために「〇〇好きは全員バカ」「全ユーチューバーに告ぐ、コムドットが通るから道を開けろ」みたいにあえて1部の人から反感を買うような言葉を使ってある意味炎上マーケティングで自分たちの名前を売っていたそうです。とても賢いですね。
ちなみに宗教とか政治家、マスメディアもネガティブとポジティブ両方の面を使って僕たち一般人を頻繁に操ろうとして来ます。
特に宗教とか占い師は終末論を唱えたり、神を信じないと地獄に落ちるぞなどと言ってコミュニティから逃げられなくするのです。
トランスレーショナルインパクト(transracial impact 定期的にバズる炎を絶やさない)
誰しもがSNSでバズりたいと思うかもしれませんが、1つのネタで永遠にネットを探せ続ける事は不可能であるということが現在の科学が導き出した見解です。
まぁ確かに世の中は諸行無常で1時とても流行っていた100日後に死ぬワニとかも今はすっかり名前をきかなくなりましたよね。
鬼滅の刃の熱もだいぶ落ち着いてきたと思いませんか。もちろん両作品ともいつ見ても面白いですけどね。
つまり流行らせたいものがあるなら手を変え品を変え創意工夫して人々の熱狂の炎絶やさない工夫が必要なのです。
バズるために必要な基本原則
影響力を高めるための心理テクニックについて具体的に紹介してきましたが、スマートの法則以外にも流行の社会現象やアイディアにはやはり共通点があります。
これまで紹介してきたテクニックといくつか被る部分があるので復習がてら頭の片隅に入れておきましょう。
社会的通貨
ソーシャルカレンシーと呼ばれる流行に必要な一要素は、人間が誰しも持っている社会から承認されたいと言う欲求や、自分の考えは正しいと言うことを周りから認められたいと言う欲求を満たすと言うことです。
前述したモラルインペラティブやユニバーサルボールのように、自分がこの情報発信したりリツイートすることによって、周囲の人からは「よくやった!その通り、おっしゃる通り!」と言われたいのです。
しかしながら現代社会ではすぐ倫理観がどうのと言って芸能人やインフルエンサーを叩く風潮があります。
おおよそ完璧でない人間が自分の直面している現実から目を背けるために匿名性と言う武器を利用して「その考えは倫理的にどうなんですか!」って難癖をつけてるんですが、彼らは倫理的に正しいと言う例えを使って自分の欲求を満たしているに過ぎないんですよね。
何かこう、哀れな生き物ですね。
トリガー 第一人者になる
バズラせる上で重要なのが自分が何か下の第一人者になると言うことです。
例えばメンタリストと言われたら有名人が1人思い浮かびますよね。
化粧品会社と言われたら資生堂とか大手の会社が思い浮かびますよね。
このように〇〇=あなたと言うポジションを確立しておくことで、あなたの情報の信頼度は高まり、より情報が共有されやすくなるのです。
とは言え今から芸能人や大企業並みの知名度を個人が手に入れるなんて並大抵の努力では達成できません。
っていうかダイノスケも全然そんな影響力を持ってないので全く説得力がないですよね。
僕たち個人と言う名の弱者が狙うべきはニッチな分野です。
例えばミニマリスト×ブロガー= しぶさんみたいに、より専門に特化したライバルの少ない場所で第一人者になればいいのです。
ダイノスケはYoutubeで健康や学習効率✖️ピアノ✖️英語✖️大喜利と非常にライバルが少ない分野で活動してます。
一見まとまりがないように見えるかもしれませんが、全部脳機能やメンタルを鍛えたりなど自己改善と言う1つのテーマに収束しています。
とは言え知名度は全然まだまだなんですけどね。。。笑
つまり皆さんが夢中になれる好きな事を2つか3つ掛け合わせることで自然に差別化ができて椅子取りゲームの勝率が高まるのです。
例えば皆さんが没頭している趣味が素人に毛が生えた程度のレベルで、知り合い20人の中では1番上手い程度でも落ち込む必要はありません。
自分の好きな趣味が3つほどあれば20 × 20 × 20 = 8,000となり、8000人に1人の逸材になることができるのです。
ダイノスケは読書、トーク、大喜利、ピアノ、英語が好きですが、これら全部が好きな人って皆さんの身の回りにもそれほどいませんよね。
このように日ごろから自分の夢中になるものに費やす時間を増やすだけで、そして好きなものについて情報発信するだけで小さなジャンルの第一人者になれる日がくるかもしれませんよ。
エモーション
人間は理性ではなく感情で判断する生き物です。つまりネガティブでもポジティブでもいいから相手の感情を激しく揺さぶる訴求が重要なのです。
特にネガティブな情報はフェイクニュースでもポジティブなニュースよりも6倍以上拡散しやすいと言うことが特にネガティブな情報はフェイクニュースでもポジティブなニュースよりも6倍以上拡散しやすいと言うことが海外の研究で明らかになっています。
地震の影響で動物園から猛獣が逃げ出したみたいなデマ情報が拡散してしまうのも人間がネガティブに弱いからなんですね。
ついでに物事をあまり深く考えることのできない頭の弱い人たちも多いからなんでしょうね。
パブリック
どれだけ多くの人々の目に留まるのかと言う公共性もバズるためには必要な要素です。
例えば僕がどれだけ白い壁が大好きで見ていると興奮すると言う性格だったとしても、様々な建物の白い壁の写真をネットに上げたところで興味を持つ人は少ないですよね。
若い女の人の水着画像とおばあちゃんのビキニの写真をSNSにアップしたら、よほど特殊な人でない限り若い女の人の画像の方が断然反応率は高いですよね。
このように自分がいかに好きでも社会でニーズがなければ誰からも見向きもされません。
前述したように関わる人の承認欲求や倫理観を満たし相手の感情をくすぐるためには、自分がターゲットとする層がどんな情報をしてるのかを考えることが重要なんですね。
実用性のある情報
プラクティカルバリューと言って、僕たちの生活に役立つ情報はシェアされやすい傾向があります。
人間は自分の利益になることにしか注目しない現金な生き物で、当然知っておいて得する情報は優先して共有されやすいと言うことです。
ダイノスケが自己改善に関係する情報配信してるのも、僕が今まで勉強した内容の備忘録や友人や家族に向けての遺書と言う役割のほかに、10代のダイノスケと同じように自分を変えたいけど具体的に何をしたらいいのかわからない人たちにとって役立つ情報を提供したい。
このようなプラクティカルバリューを提供すると言う目的で活動しています。
ストーリー
僕たちは漫画や小説ならすらすらと読めるのに実用書とか役所の書類とかを読もうとしたら全然頭の中に内容が入ってこないのはなぜだかわかりますか。
なぜなら僕たち人間はストーリー形式の物を効率よく記憶できるように脳がプログラミングされているからです。
キリスト教の聖書もストーリーテリングの典型的な例です。
日本人はあまり読んだことがないかもしれませんが聖書はイエスキリストが世界中を放浪する際にたくさんのショートストーリーをぎゅっと1冊の本に詰め込んだものです。
つまり僕たちは順序建ててストーリー形式で話す能力を身に付けたら説得力や相手の理解能力が格段に高まるのです。
僕たち人間の脳は都合が良いもので相手の話を理解できない=相手の説明能力が低いと認識する性質があります。
つまりストーリーテリングが使えるだけでわかりやすい説明ができて相手からの評価も良くなると言うわけです。
クラウドファンディングでお金を集める際、「少子高齢化と過疎化が進んでいる〇〇村を復興するためにこのような事業をやりたいと思うのでぜひ皆さんの力をお貸し下さい!」とストーリーテリングを意識した文章を使うと圧倒的に調達できる資金量が増えることが明らかになっています。
また感情をできるだけ排除して客観的に物事を分析する科学者たちの世界でも論文の中で用いられているストーリーがうまいほど引用される回数が増えてより高い評価を得られる傾向があると言うこともわかっています。
感情を排除し厳密に精査する科学者たちの世界でさえもストーリーテリングの効果は絶大なのです。
つまり僕たち一般人の世界でストーリーテリングを使えたらそれだけで仕事やプライベートともに人間関係の問題が格段に減ると言っても過言ではありません。
ストーリーテリングに特別な才能は入りませんただひたすらに反復練習を繰り返すだけです。
ストーリーテリングの典型的なテンプレートを以下の記事にまとめているのでスマホのメモ欄とかマインドマップとかに自分を紹介するストーリーを作っておきましょう。
初対面の人と仲良くなる際にとても役に立ちますよ。
バズりやすいアイディアの共通点
実はバスりやすいアイディアには共通のパターンがあります。
端的に言うと意外性です。
僕たち人間の脳は10000年程度前の狩猟採集をしていた旧石器時代から肉体や脳はほとんど進化していません。
ただ単に文明や言語が発達しているだけです。
つまり僕たち人間はどういうものに反応しやすいのか偉大なる先人達の研究によってある程度答えが出ているのです。
- 非効率なものと思いきや実は効率的
- 正の相関があると思われていたものに負の相関
- でたらめと思いきや実は法則性がある
このように人間の好奇心をくすぐるアイディアのパターンを、実例を踏まえて以下の記事で詳細に解説しています。
人の興味を惹きつけるキャッチコピー
この記事をここまで読んでいただいて、そして実践している方々にお聞きしたいです。
自分のブログやYouTube Twitterなどでより人々の目に留まるようなフレーズを知りたいと思ったことありませんか。
特に本の書籍の売り上げなどは本のタイトルや目次等のキャッチフレーズで決まると言っても過言ではありません。
実際めんたリストダイゴさんはまずはキャッチコピーの勉強してからYouTubeの動画のタイトルや本の目次やタイトルを決めてまずは人の目に留まりやすくなるように徹底的に研究していたそうです。
どれだけ素晴らしい内容の文章や動画を作っても見てもらえなければ何の意味もありません。
皆さんも「ダイノスケはこんなに有益で実践的な内容をブログやYouTubeで紹介してくれているのになんでもっと名前が広がらないんだろう、世の中見る目がないなぁ」と当然思っていることでしょう。
まぁぶっちゃけるとまだまだキャッチコピーの能力が勉強不足と言う事ですね笑
- 相手の利益になる情報
- 好奇心を刺激するもの
- 新情報
- 手っ取り早く簡単な方法
- 安全性が担保できるもの
これらの要素を満たしたキャッチコピーは人の興味をそそり、ブログやネットニュースのプレビューやYouTubeでサムネイルをタップしてくれる確率を格段に向上させます。
1日30分コピペするだけで毎月副収入100,000円!みたいな怪しい副業とかも上記の要素を結構満たしていると思いませんか笑
まあ詐欺なので絶対やっちゃいけませんけどね。
ダイノスケのブログタイトルもキャッチコピーの基礎を踏まえて考えているので、皆さんの参考になるかもしれません。
人の興味を惹きつけるキャッチコピーの具体的な例については以下の記事にまとめています。
大衆扇動の基本的なポイント(まとめ)
残酷な現実ですよ僕たちが生きている日本は資本主義社会で民主主義国家です。
要するに金もっててたくさんの人たちの賛同を得られる人たちが強いのです。
一方で現代社会は人類史上最も自由な生き方ができる恵まれた時代です。
僕たち貧乏一般人でもスマートフォンを持つことができ誰でも自分の好きなことを情報発信することができます。
ただTwitterやYouTubeやブログなどの継続した努力はすぐには効果が現れないため1年以内に95%以上の人たちが1円も稼げずに挫折すると言われています。
なんならダイノスケもYouTubeやブログTwitterなど何回も挫折して止めてます笑
どうせ頑張るなら少ない労力で最大の成果を得たいですよね。
がむしゃらに突っ走るんじゃなくて頭を使って効率的に自分の情報を発信していきましょう!
参考書籍 メンタリストdaigo
コメント