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○人と話すことが苦手
○わかりやすく説明する能力を身に付けたい
今回はそんな悩みを解決します。
- 説明能力を高める話し方ストーリーテリングのポイント
- トーク力を鍛える方法
○人間関係の悩みが格段に減る
○人と話すときの不安感が減る
○新しい環境でもすぐに仲間を作れるようになる
○人生の充実感が増す
読むのがめんどくさいと言う方は音声学習用にYouTubeで動画を投稿しているので通勤通学などスキマ時間に聞いてみるのもオススメです。
人間関係のメリット、会話の不安感をなくす方法、人から好かれる会話術、関わってはいけない人の見分け方など人脈に関する情報は以下の記事にまとめています。
説明能力が鍛えられるストーリーテリングのやり方
人と会話することが苦手。自分の考えていることをうまく文章にして人に伝えられない。人見知りで内向的な方々はそのような悩みがありませんか。
説明能力を高める方法としてストーリーテリングと言う話し方が非常に効果的です。
人間は文章の羅列よりもストーリーとして物事を覚えるときの方が情報処理能力が格段に高くなるからです。
学校の教科書や仕事の書類などよりアニメや漫画の方が断然記憶に残りやすいですよね。またキリスト教のバイブルになった聖書もイエスキリストのショートストーリーを凝縮した一冊なのでこれほどまでに世界中に浸透しているのです。
つまり自分の考えや自己紹介などをストーリー上で話せるようになると自分の考えを人に説明する能力が格段に向上するのです。
ストーリーテリングを身に付けると実際に喋る時だけでなく文章の構成能力も鍛えられるので身に付けると幅広く生活で役に立つ能力です。
ストーリーテリングのテンプレートcarフレームワーク
自分は小説家じゃないんだからストーリーなんてしゃべれるわけないよと思うかもしれません。
説得力が高まるストーリー構成のコツには共通点があります。
- context(いつ、どこで、誰が)
- action(何をした)
- result(結果学んだこと)
この順序を意識するとわかりやすいストーリーを自然と説明できるようになります。
context:コンテキスト
コンテキストとは日本語で文脈や背後関係と言う意味です。
つまり、
- いつ
- どこで
- 誰が主人公
- 敵は誰なのか
- 目標は何なのか
ということを明確にして話しましょうと言うことです。
例えば皆さんがワンピースのことを友達に紹介する場合
- 大海賊時代
- 大海原で
- ルフィが海賊を目指す
- 敵は海軍や世界政府そしてライバルの海賊たち
と言うストーリーが説明できますよね。
もちろんこれは雑談や自己紹介などでも当てはめることができます。
例えばダイノスケの場合
- 1997年生まれ
- 高知県の田舎育ち
- 好奇心旺盛な人間のダイノスケ
- 知識と好奇心を満たす体験を増やすためあらゆることに挑戦
- 合理性を欠くルールや周りの目や自分の内側から湧き出る負の感情に打ち勝つことが目標
このように自分の価値観などを手軽に説明できるようになるので、話す時はまずコンテキストを意識しましょう。
action:アクション 行動
ストーリーテリングの次に意識するポイントとして話の主人公はどんな行動したのかと言うことを伝えましょう。
例えば先程のワンピースの例で言えば
- 仲間を助けるために世界政府を敵に回す
- 仲間を助けるために世界最大の権力を持つ人間をぶん殴る
- 自由に生きるために悪人をぶん殴る
このように自分の理想を手に入れるために意見が合わない人たちにどれだけ劣勢であろうと立ち向かうと言う人物像が見えてきます。
ダイノスケの自己紹介の場合
- 幼少期のいじめられたトラウマや劣等感を克服したいと思っている
- ネットや本で心理学に関する知識を漁りコミュ障を卒業
- ボイストレーニングをして歌下手を克服(カラオケの平均50点台から5年で80点台に)
- 筋トレや1人でコソ練をして運動音痴克服
- 読書+ブログやSNSでのアウトプットをする習慣で大量の知識を身に付ける
result:リザルト 結果
ストーリーテリングで最後に重要なポイントは行動した末の結果学んだ事を話すと言うことです。先程のワンピースの例で言うと
- なんだかんだ強敵を撃破
- 個人の強さも大事だが仲間を作ることも非常に重要
- どれだけ周りに無茶だと言われても実際にやってみないとどんな結果になるかわからない
ストーリーを通じてこのようなことが学べます。もちろんワンピースのお話の解釈は人それぞれだと思いますが。
ダイノスケの人生経験においても
- 周りになんと言われようが自分が好きなことを継続すると能力は伸びる
- どうせやっても無駄とやる前から決めつけたら人生は一生変わらない
- 劣等感にまみれて逃げ続けるよりも行動して少しずつ成長する方が圧倒的に人生楽しい
このようなことがわかりました。
ストーリーを話す上で、
- 誰が主人公で
- どんな行動をして
- その結果どんなことを学んだのか
この構成を意識して話すようにしましょう。
ストーリーテリングを使うテンプレ4つ
物語の力を最大限利用するストーリーテリングを実践する上で、前述したcarフレームワークを意識してみて下さい。
加えていろんな場面に応じて柔軟に使い分けられる4つのストーリーテリングの方について紹介します。
この4つの内容のストーリーを用意しておけば雑談や自己紹介プレゼンテーションなど人前で話をするときの説得力が格段に上がること間違いなしです。
また会話に対する漠然とした不安感も減り自信を持って人と話せるようになりますよ。
ストーリーのテンプレート1:私は誰ストーリー
同窓会などで旧友と再会した時や初対面のビジネス開いて等に自分の人となりや価値観をできるだけ効率的に理解してもらう必要があります。
- 自分は誰なのか
- 夢、目標、動機
以上のポイントを意識して相手に伝えましょう。自分のプライベートの話を相手に伝えると相手はお返しに自身のプライベートの話を喋ろうとする返報性の原理が働きます。
人間は自分の考えやプライベートの話を伝えた相手に好感を持つようにできているので相手に好かれるためにもまずは自分がどんな人間なのかを伝える事は非常に重要です。
ストーリーのテンプレート2:私はなぜここにいるのかストーリー
自分はどういう人間なのか自己開示した後、
- 自分はなぜこのような仕事に携わっているのか
- このようなポジションにいるのか
と言うことを伝えましょう。
人は相手が自分とどういう関わりがあるのかについて非常に興味を持っています。
相手が知りたい情報の専門家であることや相手と同じ苦しみを味わって乗り越えた経験があることなどを伝えると、相手の警戒心を解くことができます。
ストーリーのテンプレート3 :教訓
carフレームワークと被っているところがありますが、自分がどんな経験や学びを得たのかを伝える事は非常に効果的です。
皆さんが後輩や部下に指導する時、自分はこのような失敗を経験して〇〇が重要だと分かったんだ。と話すことで
優秀な子の人でもいろんな失敗を経験してたんだったら自分も失敗を恐れずにいろんなことに挑戦しよう。
と思ってくれるようになるのです。
自分の失敗談を話す事は恥ずかしいと思うかもしれませんが、自ら自分の弱い部分を明かすとむしろ相手から好感度が高くなります。自分のだめなところも受け入れているし、それを人に打ち明けることができる心の強い政治性の高い人だと思ってもらえるからです。
ストーリーのテンプレート4 :懸念推定ストーリー
聞き手が感じるであろう疑問点を踏まえて会話を進めるストーリー構成は説得力を高めます。
例えば皆さんが不眠に悩んでいる人でダイノスケが睡眠の質を上げる方法についてYouTubeで解説していたとしましょう。
- ストレスの多い現代人、布団に入ってもなかなか寝付けず、睡眠時間がついつい減っちゃいますよね
- 今回僕が紹介する方法を実践すれば誰でもすぐに眠れるようになります
- そんな都合のいい話あるわけねーだろと思うでしょう。しかし今回紹介する内容はハーバード大学などの世界最先端の研究で明らかになった根拠があり、死が隣り合わせで不眠に悩む兵士たちも戦場でぐっすり眠れるようになった方法です。
- 私も何年も不眠に悩んでいたのですが、この方法を用いてからは毎日快眠できるようになりました。
このように相手の反対意見を取り入れて話を進めていくとじゃあ大丈夫そうだなぁ。と相手は私たちの意見に耳を傾けてくれやすくなります。
説明能力が鍛えられるストーリーテリングのやり方(まとめ)
ストーリーテリングはやり方を学んで実践経験を積めば誰でも身に付けることができます。
また直接話すだけでなく、文章の解説能力説得力を高めることができるので仕事プライベート問わず非常に役立ちます。
テンプレート4種類それぞれの状況でcarフレームワークを用いたストーリーをストックしておくと人の行動を操りやすくなり人生が非常に楽になりますよ。
ストーリーテリングは悪用厳禁です。
ではまた!
参考書籍 メンタリストDaiGo
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