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○騙されない人間になりたい
○新しいアイデアを思いつきたい
○分析能力を高めたい
○論理的な思考ができるようになりたい
○判断能力を鍛えたい
○深い思考ってどうやってやるの?
今回はそんな悩みを解決します。
- 論理的思考クリティカルシンキングの身に付け方
- 深い思考ができることのメリット
本記事の内容を実践すると
○思い込みに騙されなくなる
○詐欺やフェイクニュースに騙されなくなる
○判断ミスが減り仕事選び、人間関係、お金、健康などあらゆる悩みが少なくなる
○柔軟な発想力が身に付き時代の変化に対応できるようになる
地頭の良さと無関係に身に付けられるクリティカルシンキングのメリットは計り知れません。
もっと賢くなりたい、判断ミスを減らしたいと思っている方必ず役に立つ内容ですのでぜひ最後までお付き合い下さい。
じゃあ早速紹介しますね。
読むのがめんどくさいと言う方は音声学習用にYouTubeで動画を投稿しているので通勤通学などスキマ時間に聞いてみるのもオススメです。
論理的思考力を高めるクリティカルシンキングの実践方法
物事の重要なポイントを素早く押さえてわかりやすい説明をする知的な人たちはかっこいいですよね。
IQが高い人は論理的思考力が高いです。
そして残念なことにIQは生まれつき遺伝子でほぼほぼ決まります。
しかしまだ諦めなくて大丈夫です。
どんなにやせ細った人間でも筋トレをすれば筋肉がつくのと同じように、考える力は日々の思考によって鍛えることができます。
皆さんはクリティカルシンキングって聞いたことありますか?直訳すると批判的な思考と言う意味です。2ちゃんねるみたいに悪口を言うことではなく物事を様々な視点で考える能力と言うことです。
クリティカルシンキングはGoogleなど世界の名だたる大企業が採用する中で重要視しているポイントなんですよ。
まずはクリティカルシンキングを身に付けるメリットについて紹介していきます。
学習能力が高くなる
単純に1つの物事に対していろんな視点で考えるので思考回数が増え記憶に残りやすくなります。
またその根拠や原因などを紐付けて覚えられるようになるので日常生活で役立つ知識が手に入ります。
物事の判断が上手くなる
転職、就職、結婚のパートナー選び、車や家の購入。人生には様々な大きな選択が発生します。
クリティカルシンキングを鍛えると、本当にこの就職先でいいんだろうか、他にはどんな選択肢があるんだろうか、なぜこの選択肢がいいと思ったんだろうか、この選択で起こり得る最悪な状況はなんだろうか、
などとあらゆるシチュエーションを検討するようになります。
その結果思い込みによる判断ミスが起こりにくくなるのです。つまりクリティカルシンキングを続けることによって人生の幸福度が高まるんですよね。
ネガティブな気分が改善される
仕事で失敗していつまでもひこずってくよくよメソメソしてしまう。
誰しもが経験することですが、このようなネガティブな感情を切り替えポジティブな行動につなげるのにクリティカルシンキングが役立ちます。
例えば自分はなんてだめな人間なんだ30過ぎて彼女もいないなんて終わってる。って思ったとしましょう。
- 彼女がいないとなんでだめなんだろう
- 自分は今まで他人の役に立った経験は一切ないのだろうか
- ダメだと思った原因は何だろうか
- その原因が二度と起こらないためにどんなことができるだろうか
などと現状を改善するために何をしたらいいのかという具体的な行動につなげることができるのです。
詐欺やフェイクニュースにだまされにくくなる
物事を多角的にとらえることによって様々な情報に騙されにくくなります。
あなただけに教えるお勧めの投資案件。と赤の他人からTwitterでダイレクトメッセージが来たケースを例といたしましょう。
- なんでこんな良い案件を見ず知らずの僕に紹介してくれるんだろう
- 紹介してくれたこの人にはどんなメリットがあるんだろう
- もっと金持ちに交渉したほうが断然効率がいいはずなのに僕に紹介する理由はなんだろうか。
など目先の情報に飛びつく前に相手の意図などを考えることで、あれ?これおかしいぞと言うことに気づけるのです。
コミュニケーションが上手くなる
クリティカルシンキングを鍛えることで、少ない情報から相手が何を聞いて欲しいのかを察知し普通の人が気づかない部分を掘り下げることができます。
例えば趣味はピラティスです。と言われた場合、
- ピラティスってヨガと近いイメージがあるんですけどどう違うんですか?
- 始めたきっかけは何ですか?
- いつごろから始めたんですか?
などとよりプライベートに踏み込んだ質問が自然と出てきます。
人間は自分のプライベートな情報を話した相手のことを好きになる習性があります。
自分のプライベートの話や弱点を相手に伝える=相手は信頼できる人間だと僕達は思い込むのです。
また自分の話を聞いてくれる相手に対してお金をもらったりご飯をおごってもらうのと同じ位満足感を得ることも明らかになっています。
相手が話したくて仕方ない情報を深掘りできるようになると、他者との距離を短い時間で縮めることができます。
また自分から新しい話題を提供する必要がなく会話に対する心理的なハードルを下げることができるのも、クリティカルシンキングの利点です。
ダイノスケのように人見知りで内向的な人間こそ社交力を磨くためにクリティカルシンキングを身に付けましょう。
創造性•問題解決能力が上がる
皆さんは普段自分の頭で考えて何かアイディアをひらめくことがありますか。
自分は天才じゃないから何も閃かないと思うかもしれません。
しかし、単純労働は機械とAIにどんどん淘汰されていって知識労働の重要性が高まっているこの現代社会において、創造性やクリエイティビティーは非常に重要な能力です。
クリティカルシンキングは発想力を高める効果が期待できます。
多角的に物事を捉えることによって、既存の考えとは違う視点で問題を突破することができます。
空き家を使ってホテル経営するairbnbもその例ですよね。
変化の激しいこの時代を生き抜くのにとても役立つ能力ですね。
クリティカルシンキングの練習方法
論理的思考法の1種クリティカルシンキングのメリットについては先ほどお伝えした通りです。
頭の回転が速い人や物事を客観的に分析し合理的な判断を下せる人たちはそれだけで人生がイージーモードになるのです。
では僕たち凡人が論理的思考力を身に付けるためにどんなトレーニングをしたらいいのか、実践方法を紹介します。
ダイノスケも頭の回転が遅い凡人以下の存在でしたが、3年以上クリティカルシンキングを実践し続けることによって、分析力や判断能力が格段に向上したなと感じています。
友人や家族、そしてブログやその他SNS等でも論理的思考能力を褒めてもらうことが増えてきたなと感じています。
ダイノスケごときでもできるんだから、多分皆さんにもできますよ。
ソクラテス式問答法
古代ギリシアの賢者ソクラテスさんが弟子たちを鍛えるために使っていた質問方法です。
ソクラテスさんの問答をもう1人の自分が延々と僕たちにかたりかけてくるようなイメージで問題と向き合います。
用意するものは紙とペンもしくはスマホのメモでもマインドマップアプリでも構いません。
自分の考えを言語化できるものを用意しましょう。
いろんなトラブルや問題に対して解決策が出てこず煮詰まった時、これから紹介する6つの質問を自分に投げかけてみると問題を突破できる考えが思いつきやすくなりますよ。
では皆さんが今の仕事を転職しようか悩んでいると言う仮定を1例にどんな質問があるか一緒に考えていきましょう。
明確化の質問
まずは自分の今の悩みや現状を明確化する質問を行いましょう。
- 自分はどんな問題を突破したいのか
- なぜその問題解決が必要なのか
- 要するに何が問題なのか
- 具体的なゴールは何なのか
例えば皆さんが今の仕事を続けるか悩んでいる場合
- なぜ仕事を辞めたいと思っているのか
- 仕事をやめたら何がしたいのか
- いつごろからその考えが浮かんだのか
- 具体的にどんな生活が理想なのか
などが例として挙げられますね。
ダイノスケの経験も踏まえて、明確化の質問を以下のように掘り下げていきます。
- めちゃめちゃブラックな職場環境で、奴隷のように働く生活はもう限界
- これから死ぬまであと50年ぐらいずっと奴隷となって働くなんて人生もう詰んでる
- 毎日熟睡したい
- 胃が締め付けられるようなストレスに悩まされる日々から脱出したい
- けど仕事を辞めたら生活ができなくなる
- 今の職場でぼろくそに言われている自分はどうせ転職できないし何をやってもダメだろう
- そもそも仕事を辞めたところで何かやりたい事があるわけではない
このように心と体がボロボロで現状を変えたいと思っていながらも、自己評価が低下して、どんな解決策を取ったらいいのかわからないと言う現状が浮かび上がってきました。
前提調査の質問
前提を確認すると言う考え方はクリティカルシンキングで最も大事なところです。
皆さんの身の回りでも会議で的外れなこと言っている人たちは前提がそもそも間違っていると言うことがよくありますよね。
どれだけ頭の回転が速くても間違った方向に進んでしまうと意味はありません。
東京から北海道に行きたいのに、ものすごい勢いで大阪に行ったら無駄にお金と時間をロスしてしまいます。
自分の考えや答えの前提を確認することで、そもそもこの考えて正しいのだろうかと別の仮定を考えられるようになります。
その結果今までは見えてこなかった新しいルートが浮かび上がってくるのです。
僕たちは固定観念にとらわれがちだから前提調査の質問を習慣化できている人たちはそれだけで一生有利になります。
10数年前様々なテレビ局がしのぎを削っている中急にYouTubeが台頭してきましたよね。新しいメディアの台頭でテレビは現在めちゃめちゃ廃れているわけですが、テレビ業界のお偉いさん達は前提として世の中の人々はテレビをずっと見続けると言うことがあったから対応が遅れてしまった1例ですね。
ベースとなる質問は
- この問題で前提となっている事はなんだろう
- 自分の推測が間違っているとしたらどこが原因なんだろう
- この状況の原因としてどういうことが仮定できるだろう
- この問題を解決する事は簡単ですか難しいですか?
と言うようなことを考えてみて下さい。
転職を考えている場合
- 仕事を辞めずに幸せに生きる方法はないのだろうか→仕事の効率を高めて定時で帰る方法を模索しよう
- なぜ自分は今の仕事を辞めたいと思っているのだろうか→人に言われた事をこなす退屈な作業に自分の時間を費やすことが嫌だ
- 今の人間関係が嫌で仕事を変えても、また同じような状況に陥るのではないか→給料低下+労働時間増加+今の職場と同じ位最悪な人間関係だったら転職する意味ないな
- 今の仕事を何十年も続けられる保証はあるのだろうか。→大企業でも一瞬で潰れる位変化の激しい現代社会、急にクビになる事は十分に考えられる
- 仕事をせずに生きていく方法は無いのだろうか。→投資や企業の経営は自分が手を動かさなくてもお金が手に入る。副業で好きなことをやってお金を稼ぐ方法もある。YouTubeやブログなどIT技術を使えば半不労所得が手に入る。
このように様々な選択肢を検討することができるようになりましたね。
今忙しい時期で睡眠不足が続いている、今の会社は将来AIにとって変わられるような仕事ばかりをしているから先がない可能性が高い。みたいな答えが思い浮かぶかもしれません。
自分の自由がない生活を変えるために、仕事の効率化を図りつつ、転職や副業を検討して好きなことで稼げるようになったり、もとでが増えれば企業の経営や投資など自分が働かなくてもお金を稼げるシステムをつくる、などと現状打破する方法をリストアップしていきましょう。
証拠の質問
次に行う自問自答は、自分の考えの根拠を探る証拠の質問です。
- そのように考えた理由は何故か、どんな実例があるのか
- その考えの何か客観的な根拠は無いのか
- その予想の根拠は何か
- どのような理屈でその結論に至ったのか
証拠の質問を行うことで、人づてに聞いた情報や自分の思い込みなど根拠のないものをあてにしていたことが明らかになります。
転職を考えている場合
- 仕事を変えた方が良いと思う根拠は→今働いている業界は将来衰退していくことが確定している 楽しくない仕事を長期間続けてもあまり成長しないことが3年間働いてわかった
- グローバル企業で働いたほうがいいと思う根拠は→日本は少子高齢化と人口減少で市場がどんどん縮小しているから国際社会で戦っていた方が将来性がある
- 自分と同じような状況で転職した人たちはどのように問題を解決したのか。→人間関係が嫌になって突発的に辞めた人たちは結局後悔していることが多い
- 仕事を変えずに今の職場に残ったほうがいいと思う根拠は→根拠は特にないけど変化が怖いから新しい一歩を踏み出せない、才能のない自分はどうせ何をやってもダメだから今の仕事にしがみつきたい
- 副業が人生を変えると思った根拠は→ブログやYouTube、プログラミングなど元手がかからず時間と場所の制約なく働ける方法が多い
- 副業ですぐに稼げると思った根拠は→自分ぐらい才能がある人間ならすぐにフォロワーとか増えるでしょ
- 副業で稼げるまでにどれくらいの時間を要する?期間の算出根拠は→とりあえず1ヶ月ぐらいあれば稼げるようになるんじゃない?
- 投資や企業経営を行わない理由は→投資ってなんか怖い、会社員もろくにできなかった自分に経営なんて無理
このように自分の考えの根拠を掘り下げていくことで、
- 仕事を変えたほうがいいかもしれないけれど怖くて1歩が踏み出せない、新しいことに挑戦するのが恐ろしい
- 副業をやったほうがいいかもしれないけれど、自分にはどうせ無理だしどれぐらいの期間がかかるのかわからない
- 投資とか企業の経営とかお金に関する事はよくわからなくて怖い
このように自分の考えは無知が原因で現状維持をしたいと思っているだけに過ぎない、だからまずは勉強が必要だと言う現状が理解できます。
また物事を楽観的に捉えすぎて、今の仕事は将来性がないし人間関係めんどくさいから仕事変えよう。他の突発的な転職組は転職失敗してるけど自分は何とかなるでしょう。YouTubeも自分は才能があるからやり始めたらすぐ稼げるようになるでしょ。
自分は投資とかよくわからないから別にやらなくていいや。
このようにあまりにも希望的観測が混じった根拠のない予測を立てて、将来痛い思いをするかもしれないと言う現状を理解できるようになります。
結局人間は自分がいかにダメ人間でクソ野郎であるという現在地を理解しないとゴールに向かうことができません。
自分が太ってることを自覚しないとダイエットしようと思いませんよね。
証拠の質問によって自分が見て見ぬふりをしていた現実を直視できるようになるのです。
視点の質問
次に行うクリティカルシンキングは視点の切り替えです。
これまでの自問自答法は、問題を自分主体で考えていましたが、友人や家族自分の尊敬する人たちはこの問題をどう見るのか別の人になりきって考える方法です。
- 何も知らない人がこの答えを見て納得するだろうか
- 知識の豊富な友人は僕の意見を聞いてどう思うだろうか
- 反論に対してどのような答えが考えられるか
- この問題について別の視点は無いだろうか
- 代替案は考えられないだろうか
- これが本当にベストな選択だろうか、そうでない場合どのような選択肢が考えられるか
- 何か見落としていることがあるとすればどのようなことだろうか
転職を考えている場合だと
- 家族、友人、職場の同僚は自分が転職すると言う事を聞いて納得するだろうか→家族や同僚は転職はやめておけ、今の安定した仕事を続けろと言うだろう。友人は、副業で稼げるようになってから辞めるでいいんじゃない?とアドバイスするだろう
- 自分の友人が自分と同じ転職したいと言う悩みを持っていたら何て答えるだろう→辞めたいなら転職していいと思うけど、今後どうやって生活していくの?せめて1年間生活できるだけの貯金は持っておかない?
- 見ず知らずの人が転職したいと言う悩みを聞いたら何て答えるだろうか→勝手にしろよお前の人生なんだから。
- 賢い友人が転職したいと言う悩みを聞いたら何て答えるだろうか→稼ぐあてのメドはついてるのか、本業をしながら休日副業でもいいんじゃないのか、副業がうまくいかなかったらどうするのか、年金や税金の支払いなどはちゃんと理解してるのか、副業で稼げるまでの期間どうやって生活していくのか、副業をYouTube 1本だけに選んでいる理由は?投資など長期の資産形成をしているのか
- 今の答え以外に別の方法は無いだろうか→今すぐに仕事を辞めるとあまりにも準備ができてない。
人間は感情で動く生き物なので誰しも判断ミスをしてしまうものです。
今すぐ仕事辞めたい!て言うふうに前のめりに思っていても、他の人から客観的に自分の意見を聞くと自分の考えの底の浅さを理解することができます。
転職を検討している場合、
- せっかく安定している本業を続けながらいろんな副業を試してみる
- いろんな転職サイトでもっと良い労働条件の本業がないか探してみる
- 生活コストを抑えるため家賃が低い場所への転居や電気代や通信費などの固定費を見直す
- 年金や税金等の勉強もする
- 副業がうまくいかない期間を考慮して最低半年は暮らしていける貯金を確保する
- 将来の資産形成のために積み立てニーサなどの少額投資を始めてみる
このようによりリスクを回避できて選択肢が最大化できる方法を模索できるようになりましたね。
影響と結果の質問
後先考えずに行動している人たちを見て、「いやこうなることわかってたやん。」と思うことってありますよね。
例えばテスト勉強しなかったらテストの結果が悲惨になるとわかっているのに、徹夜でダラダラとスマートフォンを触ってしまうみたいに。
次に紹介する自問自答法は影響と結果を予想するという方法です。
自分の考えや答えを実行した場合、その後どのような結果が起こるかイメージしてみましょう。
- この結論の後どのような結果が考えられるだろうか
- この行動がうまくいかなかったとしたらどんなケースが想定されるだろうか
- 以前学んだ事とどのように結びついているだろうか
- 考えられる結論は自分の人生にとって有意義なものなのか
転職を考えている場合だと
- 転職に失敗する場合、どのようなことが原因になるか→衝動的に転職すると賃金、労働時間、人間関係がさらに最悪になる可能性がある
- 仕事を辞めて副業に全力投球するとどんな最悪の未来が起こりうるか→ YouTubeをやっていても収益化ができずただのニートになって、最終的にいい年して実家に帰ってフリーターをする
今までの自問自答法をしていれば、自然と影響と結果の質問ができるようになってくると思います。
衝動的に転職するのはまずいから、本業と副業の二刀流で、固定費を減らして長期投資をして、副業が本業以上に稼げるようになったら本業を辞める。
このようにリスクを最小限にとどめる選択ができるようになります。
疑問の質問
これまで紹介した自問自答方法でも答えが出てこない場合には疑問への質問が効果的です。
疑問の質問は、自分がその悩みを解決しようと思った理由を再確認する方法です。
考えに詰まったとき、別の視点で問題を解決する可能性が生まれます。
- なぜこの悩みを解決したいと思ったんだろうか
- この問題の本質は何だろうか、今の答え以外で解決する方法はないか
- いつ、どのような状況でこの問題の答えが思い浮かんだのだろう
- この悩みを自分で見つけたのだろうか他人から指摘されたのだろうか
転職を考えている場合
- なぜ自分は転職することがベストだと思ったのか→自由な時間が少ない、言われたことだけをこなす生き方が苦痛
- どのような状況下でこの悩みを感じることが多かったのか→毎日決まった時間に出勤しなければいけない、飲み会が強制参加、上司の指示がすぐに変わるし、さらに上の上司と意見が違ってやり直しを受ける
- この悩みを感じ始めたのはいつ頃か最近だけなのか。→就職した2ヶ月後あたりから徐々に違和感を感じていて見て見ぬふりをしていた
疑問の質問の良いところは、そもそも自分がこの問題を解決したいと思った理由はなんだろうと考えることで、ゴールを達成したいなら別の道もあるよと新しい選択肢に築けるようになると言うところです。
例えば転職したいと言う事例で言うと、
- 山奥ニートと言われる、限界集落でちょっとしたの作業などを行い月数万円ほど稼いで廃校利用して暮らしている人たちがいる
- 週三回のパート勤務で家賃の低い田舎に住み、図書館で読書や散歩など固定費を極限まで減らす「年収1,000,000以下で東京ハッピーライフ」と言う本を執筆した人がいる
このように、そもそも固定費を減らして自由な時間を最大化する超ミニマリストな生き方もあるな、とさらに広い視点で物事を考えられるようになるのです。
つまり副業で本業ほど稼げなくとも、固定費を見直して毎月100,000のブログ収益で田舎暮らしをすると言うような新たな手段も生まれるのです。
これら6つの質問を日ごろから心がけていくことであらゆる問題をスムーズに解決できるようになりますよ。
弁証法的ライティング
自問自答法以外にもクリティカルシンキングを鍛える方法があります。
論理的思考法を磨くためにはまずは紙に書き出すと言う行動がお勧めです。
自分の考えを言語化することによってより頭の中を整理することができます。
弁証法とはある出来事について反対意見を考えて、肯定的な意見と反対の意見を混ぜ合わせたより最適な回答を考えると言う方法です。
弁証法はソクラテスさんがいた古代ギリシア時代から使われていた手法で、弁証法的ライティングはドイツの思想家ヘーゲルさんが編み出した方法です。
以下の手順に沿って紙に書き出してみてください。
- テーゼ 物事のメリットやポジティブな側面について考える
- アンチテーゼ 物事のデメリットやネガティブな側面について考える
- ジンテーゼ テーゼとアンチテーゼを合わせて新しい発想を生み出す
専門用語ばかりだとイメージがつかめないと思うので実例をいくつか紹介します。
- 本業は安定しているけど代わりに退屈、だから空いた時間に副業をして自分の好きなことで稼げる未来を模索する
- 家でごろごろするのは最高だけど働かないと生活できない。だから自分が働かなくてもお金が稼げる投資について勉強してみよう
- 引き締まった魅力的な肉体を手に入れたいけど、ダイエットはめんどくさい。だからプチ断食や散歩、睡眠の質向上など少ない負荷で脂肪燃焼効果のある習慣を続けよう
- 賢い人に憧れるけど勉強はめんどくさい。だから青魚を中心とした食生活、運動習慣による血流機能改善、長時間睡眠による疲労回復と脳の成長など、勉強時間を減らしつつ頭の回転を良くする行動を日常的に増やそう
このように僕たちが日頃悩むであろう問題点のいいとこ取りをする新しい発想が生まれやすくなります。
弁証法は別名ヤヌス的思考と言われ、古代ローマで2つの顔を持った神様ヤヌスをもとに呼ばれている思考法です。
問題解決能力を高め新しいアイディアをひらめく時にも非常に役立つ思考法です。
実際ノーベル賞を受賞した人22名にインタビューを行ったところ、全員がこの弁証法を使って新しいアイディアを閃いていたそうです。
朝起きてすぐ頭がすっきりしている時間帯や、夜眠る直前などの時間を使って自分が目を背けている人生の課題等を弁証法的ライティングで乗り越えてみてはいかがでしょうか。
計画術WOOP+C
倒れにくい最強の計画術ウープは、ニューヨーク大学の心理学者ガブリエル•エッティンゲンさんが開発した手法です。
運動とか勉強とか副業とかやらなきゃいけないと分かっていても行動できないことってたくさんありますよね。
今から紹介する手順を踏んでもらうとゴールの達成率が2倍以上に高まると言うことが明らかになっています。
そして、作業を進める中で自然と論理的思考が鍛え上げられるようにデザインされている手法なのでぜひ日常的に実践することをお勧めします。
- Wish 望み
- outcome 結果
- obstacle 障害
- plan 計画
- curiosity 好奇心
wish 望み
まずは自分の願望を言語化しましょう。
- お金を稼げるようになりたい
- 人気ユーチューバーになりたい
- 賢くなりたい
周りから見てなかったと思われるような目標でも大丈夫。何でも構いません。
outcome 結果
書き出した願望に対して、自分自身が望むベストな結果を言語化してみましょう。
- 自分の好きなことで経済的、時間的自由に暮らす未来。
- YouTubeのチャンネル登録者数1年以内に100,000人。
- 志望校に合格。
obstacle 障害
結果を手に入れる上で発生しそうな障害や困難を出来る限り想像します。
- 副業をせずダラダラとYouTubeを見て貴重な休日を過ごす
- YouTubeの登録者が思ったように増えず1ヵ月で断念
- 勉強する気力がわかず不合格
plan 計画
先ほど考えた障害を乗り越えるためにどんなことが対策としてできるか考えます。
- 通勤や家事等のすきま時間にYouTubeで副業している人たちのお話を音声学習して知識を収集する
- 視聴者が喜びそうなことよりも、まずは自分がやりたい好きな事を無理せず好きなペースで続ける
- スマートフォンやテレビ、パソコンやお菓子など誘惑の原因になるものは勉強の部屋におかない
Curiosity 好奇心
先ほど計画の段階で考えた解決策について、自分の好奇心を刺激する行動に変換できないか考えます。
- 音声学習で学んだ内容をマインドマップにまとめる
- 動画にかかるコストや労力をできるだけ減らす。テロップや効果音は避け、背景音と自分のトークだけで動画を作る
- スマホを触りたくなったらダイノスケのデジタル断食に関する記事を読み込む
ウープ+Cの流れは以上です。
日常でも使いやすいのでぜひ実践してみて下さい。
クリティカルシンキングを鍛える習慣
今回紹介したソクラテス式自問自答法や、弁証法的ライティングなどは非常に効果的ですが、正直最初にとっかかり始めるにはハードルが高いですよね。
実は日ごろからある習慣を行うことによって論理的思考能力を鍛えることができるんです。
勝手に頭が良くなるならやらない理由はありませんよね。
読書
皆さんは普段本を読んでいますか。活字が苦手とか、本を読む意味ってあるのと努力しない自分を正当化してしまっていませんか。
今回の記事でも紹介したように問題解決能力を高めるためには自分の置かれている状況を客観的に捉え直す思考が非常に重要です。
本を読む事は巨人の肩に乗ると表現されることが多く、自分より賢い偉人や賢人たちの考え方を追体験することができるのです。
またいろんな人の文化や価値観を知ることで自分の考えに固執せずに幅広い視点を持てるようになります。
さらに加えて本を読んでその内容を自分の知識として理解する過程でその都度僕たちの論理的思考能力が鍛えられていくのです。
本を読むことでIQ向上や、集中力記憶力の改善、メンタル向上、共感能力の改善による人間関係の不安解消など様々なメリットがあります。
事実ミリオネアの88%以上は毎日最低でも30分以上読書をしているそうです。
健康とか生産性に関する本を読んで自分の生活のどこを改善できるかミリオネアたちは常に模索しているそうです。
頑張っている人たちが社会的地位の高い場所に行くのは当然ですよね。
経済的自由に近づきたいならたくさん本を読めと言う事ですね。
音声学習
忙しい現代人は本を読む時間なんてないよと思うかもしれません。
そもそも読書したいけど難しい本に挑戦して挫折したせいで読書に対する苦手意識がついた。
このようなネガティブな体験をしている人たちは多いことでしょう。
そんな方々にはオーディオブックなど音声学習がお勧めです。
通勤通学時、料理や家事をしている時などのすきま時間にも情報をインプットすることができます。
しかも自分が1回読んだ本を耳で聞き直すことによって情報の定着力が高まったり、まだ手を出してないジャンルの本を音声学習であらかじめ勉強しておくことによって紙の本で読む際の心理的ハードルを下げることができます。
さらに良い点として音声学習で情報を聞き流すことによって論理的な話し方が自然と身に付きます。
たいていの本は編集が入り論理的に文章が構成されています。
つまり音声学習を長期間続けることによって正しい接続詞の使い方や文章構成を学ぶことができるのです。
その結果勝手にわかりやすい話し方ができるようになってきますよ。
コストパフォーマンス的にオーディオブックがお勧めです。
知的謙遜
論理的な思考力を鍛える上で知的謙遜と言う考えは非常に役立ちます。
ソクラテスさんが無知の知と呼んでいた考え方で、別名足るを知るとも言われています。
知的謙遜とは、自分が何も知らないと言う事実を受け止めていると言う考え方です。
僕たち現代人は知らないことがあっても周りに知らないことがばれるのが怖いから知ったかぶりをして日々を過ごしています。
目先の恥ずかしさは回避できるかもしれませんが成長速度は明らかに鈍化します。
聞かぬは一生の恥ってやつですね。
一方で知的謙遜能力が高いと、変に取り繕ったりせずわからないので教えてくださいと素直にいろんな人たちに教えを乞うことができます。
人間は自分を頼ってくれる人たちに好感を持つものです。
味方が増えるだけじゃなくたくさんの知識が手に入るようになるので、知的謙遜と言う考え方を身に付ける事は人生がイージーモードになると言っても過言ではありません。
事実Googleなど世界を股にかけるグローバルな大企業も知的謙遜能力の高さを採用で重要視しているそうです。
論理的な思考能力を身に付ける上でも、変に思い込みにとらわれにくくなるので知的謙遜能力を磨くことがお勧めです。
論理的思考の実践方法(まとめ)
クリティカルシンキングのメリット
- 学習効率が高くなる
- 物事の判断力が上がる
- ネガティブな気分を改善できる
- 詐欺やフェイクニュースに騙されにくくなる
- コミュニケーションが上手くなる
- 創造性•問題解決能力が上がる
実践方法ソクラテス式問答法
- 問題の明確化
- 前提調査
- 証拠探し
- 視点の切り替え
- 影響と結果のイメージ
- 疑問への質問
IQ関係なしに鍛えられるこの思考法、身に付けたいと思いませんか?
思考法は筋トレのようなもので誰でも継続して実践すれば筋肉と同じように必ず身に付けることができます。
参考書籍 メンタリストdaigo
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